眞子内親王と小室圭氏に関する報道が過熱し続けている。9月1日に読売新聞が秋篠宮家の長女・眞子内親王と小室圭氏の「年内婚」を報じたのを皮切りに、共同通信が「10月に婚姻届を出す方向」と報じると、〈一億総ブーイング〉〈暴走婚で皇室崩壊〉 などの見出しが各誌に並んだ。さらに16日には、小室氏が近くニューヨークから帰国する見通しだとも報じられた。
「秋篠宮さまはお2人のご結婚にあたり『多くの人が納得し喜んでくれる状況』を求めましたが、小室さんの母・佳代さんと元婚約者との間の金銭トラブルも未解決のまま年内結婚の意向が報じられ、それに関する明確な説明も未だにありません。そのため、お2人に対する批判は日増しに大きくなっています」(宮内庁担当記者)
一方で、世間からの逆風に屈することなく結婚を決断した眞子内親王を支持する声がある。美智子上皇后の成婚以来、60年以上にわたって皇室取材を続ける皇室ジャーナリストで、文化学園大学客員教授の渡邉みどり氏が指摘する。
「民間出身の美智子さまは、当時皇太子だった上皇陛下と結婚する際に皇族方などから強く反対されましたが、『結婚は自分自身の意思で決めるもの』とずっと仰ってきました。
その意思を眞子さまは貫き通し、さらには結婚で皇室を離れる際に支払われる一時金も辞退してお金の保障もなしに海外で暮らされるというのですから、並大抵のことではありません。素晴らしいご覚悟とご決断だと思います」
実際に若い世代ほど、眞子内親王の一途な愛を肯定的に受け止めているようだ。
『女性自身』(9月4日配信)のアンケートでは、全年代で結婚賛成派が30.3%、反対派が69.7%だったが、眞子内親王と同世代の20代では結婚賛成派が57.1%に達した。
漫画家の倉田真由美氏も眞子内親王の結婚を祝福する。
「親や友人など外部からの情報に惑わされて結婚を断念し、後から『やっぱりあの人と結婚しておけばよかった』と悔やむ女性は多いですが、眞子さまは自分の目で小室さんを判断された。とても正しいことだと思いますし、小室さんを受け入れた眞子さまの懐の深さにも感服します。
これだけバッシングを受けているなかで信念を曲げなかったのは、まさに『プリンセスの矜持』。日本人はこのような素晴らしいプリンセスを持ったことを誇りに思うべきでしょう」
※週刊ポスト2021年10月1日号