眞子内親王と小室圭氏が“駆け落ち”に踏み切ると見られているが、皇籍離脱しても一時金を辞退しても二人へのバッシングは止まらない。たしかに国民に反対論が根強いことは間違いないが、実は若い世代には賛成派が多数という調査結果もある。『週刊ポスト』(9月17日発売号)では、テレビや新聞にはほとんど出てこない「賛成派」の声をあえて特集している。ベテラン皇室ジャーナリストの渡邉みどり氏、漫画家の倉田真由美氏、精神科医で教育評論家の和田秀樹氏、英王室に詳しいジャーナリストの多賀幹子氏らが、「眞子さまの決断は立派だ」「秋篠宮家の教育のたまものだ」と応援メッセージを寄せている。ここでは、そのうち多賀氏の見解について、本誌で紹介できなかった部分をお届けする。
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眞子さま、ご結婚確定、おめでとうございます。これまで批判や嘲笑などに耐え抜き、ついに結婚まで進まれたことに感動すら覚えます。その忍耐力、突破力、自立心、意志の強さに心から感服します。今後、この決意がいかに正しかったか示していただきたいと思います。ニューヨークは私も5年ほど暮らしましたが、とても楽しく刺激的な街です。充実した生活を送ってください。
欧米を中心とした多くの外国人にとっては、愛を貫くのは理想の姿であり尊敬の対象です。そして、結婚は愛情に基づくものという考え方ですから、周囲の反対があっても愛する人と結ばれたいという気持ちを貫いた眞子さまは、アメリカでも歓迎され、拍手喝采で迎えられることでしょう。かつてイギリスのエリザベス女王の伯父にあたるエドワード8世は、シンプソン夫人との愛を貫くために国王の地位を捨てました。ナチスドイツと結びつくなど問題もありましたが、多くの国民はその潔さや深い愛情を称え、「王冠を懸けた恋」として語り継ぎ、繰り返し映画や本になりました。
眞子さまのタフさは、もしかするとイギリス留学や海外訪問に影響されたものかもしれません。人を愛することは、こんなにも人を強くするものなのですね。この結婚は眞子さまの忍耐力、突破力の勝利だと思います。
日本でも、20代の国民は結婚賛成派が半数以上とされています。日本の閉塞感や息苦しさを感じている世代ですから、愛する人とニューヨークで暮らすことをうらやましく感じる女性もたくさんいるでしょう。危険なこと、不自由なこともあるはずですが、彼とならやっていけると信じる力に圧倒されます。皇室離脱は小室さんのためでもありますが、イギリスのヘンリー王子のメーガン夫人がそうであったように、きっと眞子さま自身のためにもなります。イギリスではそういう声も出ています。結婚を機に自分を解放したという受け止め方をする人も多いのでしょう。
もちろん欧米でも、結婚相手にお金や身分を求めるという打算はあります。しかし、基本は愛があるから結婚するのであって、逆に結婚した相手にいくらお金があっても、愛がなければ離婚するのが当たり前です。アメリカの離婚率は高いですが、それも二人の愛情があるかないかを大事にしているからです。まして、結婚相手の母親がどういう人であるかなど、まったく関係ないというのが彼らの考え方です。
ニューヨークは世界の中心と言ってもいい街ですが、やはり犯罪は多いしテロの標的にもされます。危険がいっぱいありますから、そこは心配です。すでにニューヨーク暮らしが長い小室さんから生活の知恵をいろいろ教えてもらうことでしょう。彼と一緒なら大丈夫という強い信頼と覚悟もあるのでしょう。皇室の縛りから解放されることに喜びも感じておられると思います。どうぞ、お幸せに。そして、時には里帰りをお願いします。