「大成功したお礼、ささやかな打ち上げだったのかな」。偶然居合わせた50代の女性客は、大物芸能人のお忍び会食を目撃し、やや高ぶった声色で振り返った。
ダウンタウン松本人志とウッチャンナンチャン内村光良、松本と爆笑問題というお笑い界の大物が久しぶりに対面。さらに松本とナインティナイン、中居正広(49才)の司会共演──大物タレントの夢の競演で、夏の終わりに話題となったのは、フジテレビ系の大型特番『FNSラフ&ミュージック~歌と笑いの祭典~』(8月28、29日)。豪華な出演陣の中で最も爆笑をさらったのは、笑福亭鶴瓶(69才)だった。
28日の放送回。出演者たちのスマホから友人タレントに、翌29日の番組出演をアポなし依頼するコーナーで、中居が電話をかけたのが鶴瓶だった。中居から「どこにいるの?」と聞かれて、関西弁で「家や!」と怒りまじりに答えたフレーズが、スタジオの大爆笑をさらった。
9月上旬、そんな2人の“延長戦”が行われていた。会場はもちろん鶴瓶の家……ではなく、彼の自宅の近所にある鉄板焼き店だった。冒頭の女性客が続ける。
「奥の個室からにぎやかな声が聞こえていました。鶴瓶さんへのお礼の会だったのかな、と勝手に妄想しています」
実は、その個室にはもう1人、中居の友人がいた。出川哲朗(57才)だ。中居と親しいテレビ関係者が言う。
「軽く打ち上げをしようとなり、鶴瓶さんが感染対策の徹底されているお店を選んだんだと聞いています。そこに出川さんも参加した。コロナ禍での中居さんの毎日は、自宅、仕事先、スーパーで終わっていました。それぐらい徹底して自粛生活をしていたので、外食は久しぶりのことだと思います。そんな彼が家から飛び出したのは、鶴瓶さんと出川さんという“親友”との会食だったからでしょう」
3人の友人関係は、もう20年来、個々の関係性では30年来。コロナ禍前のトーク番組では、出川が、3人で食事をする際には「誘うのが中居くんでも、カメラも回っていないところで師匠(鶴瓶)のことを『お財布さん早く座って』って呼ぶんですよ。師匠もニコニコして会計する」と暴露。鶴瓶も「おもろかったらええのよ」と答えていた。
「午後6時半に会はお開きになったようですが、店の前で中居さんと出川さんと別れた鶴瓶さんは再び店内へ。後からやってきた奥様と合流して食事を再開していました。お会計は鶴瓶さんが払っていたように見えました」(前出・居合わせた客)
中居からのお礼の会のはずが、鶴瓶が「ワシが払うんや!」と一喝──そんなやりとりが容易に想像できる親密な3人の会食だった。
※女性セブン2021年9月30日・10月7日号