紅葉散るなか、庭先で秋の味覚をおいしそうに頬張りながら、ゴクリとビールを飲み干す女性。グラスを口元に運ぶ彼女のあごはツンととがっており、まるで彫刻のような美しさだ。ショートヘアからは、スッキリと引き締まったフェイスラインがのぞいている──。
石原さとみ(34才)が2020年から出演しているアルコール飲料『金麦』のCM。8月末に冒頭の「うまいの本番、秋の味」篇が放送開始されるやいなや、ネット上には、彼女の横顔についてのコメントがズラリ。「ビールを飲む横顔が美しすぎる」「首が長くて、本当に顔が小さい」などと、フェイスラインを絶賛する投稿が相次いだ。
ウェブメディアのオリコンニュースが毎年11月に発表している「女性が選ぶ“なりたい顔”ランキング」で、何度も上位に入っている石原。多くの女性が彼女に憧れ、メイクやヘアスタイルを真似するが、実は美しさの理由は、ある部位を鍛えていることだという。
タレントやモデルが多く通う東京・六本木のパーソナルトレーニングジム「STELLA GYM」の代表で、トレーナーの玉置達彦さんが解説する。
「石原さんは鼻から口までの間隔が狭く、唇がぷっくりとしていて、もともとはキュートな顔立ち。しかし、大人っぽくも見えるのは、あごのラインがすっきりしているから。彼女のように、横顔を美しく見せるには、『胸鎖乳突筋』を鍛えることが重要です」
胸鎖乳突筋とは、左右の耳の後ろから鎖骨に向かって斜めに発達している筋肉。首回りでいちばん大きな筋肉で、頭部を支えたり、左右に動かしたりする役割を果たしている。
玉置さんの指摘する通り、石原自身も胸鎖乳突筋を強く意識しているようだ。
2020年1月に放送されたドキュメンタリー番組『石原さとみのすっぴん旅?ギリシャ』(フジテレビ系)でこう明かしている。
「私がいちばん好きなパーツがあって、ここなんだよね」
彼女が指さすのはあごのライン。そして、トレーニングについて力説した。
「あごを出すためにはあごの下がへこんでいることが必要で、そのためには胸鎖乳突筋の働きが重要。だから、胸鎖乳突筋の筋トレはめっちゃしてる!」