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2021.09.23 16:00
週刊ポスト
ルポ日本の食文化の現在地 商業捕鯨船でクジラを追う漁師たち
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商業捕鯨船の漁師たちを追う
捕鯨砲を構える“てっぽうさん”。先端から発射される銛でクジラを仕留める。“てっぽうさん”は捕鯨の花形である。2019年撮影 (撮影/津田憲二)
6月10日午前、山口県の下関港を出港する第三勇新丸を見送りにきた乗組員の家族。航海は、11月末まで5か月以上も続く(撮影/松隈直樹)
捕獲したクジラを脇に抱えるようにして、捕鯨母船・日新丸のもとに向かう第三勇新丸。「何よりも乗組員の輪が大切」(阿部氏)。2019年撮影(撮影/吉村清和)
クジラは、第三勇新丸から日新丸へ引きわたされる。日新丸の船内でクジラは解体されたあと、食肉に加工される。2019年撮影(撮影/津田憲二)
ニタリクジラは14メートル、20トンに成長する大型種だ。日新丸のデッキで、薙刀のような“大包丁”を用いて解体する(写真/共同船舶提供)
赤肉をカットする“大包丁”。解体には熟練の技術が必要になる。 デッキでカットされた鯨肉は、船内で部位ごとに加工される。2019年撮影(撮影/吉村清和)
日新丸の船内には、加工場や巨大な冷凍室も設置されている。 日新丸では、約100人の乗組員が5か月もの間、共同生活を送る。2019年撮影(撮影/吉村清和)
9月4日の「クジラの日」に合わせて、前日の3日に豊洲市場でニタリクジラの 生肉を仲卸業者に売り渡す「上場」が行なわれた(写真/共同船舶提供)
ニタリクジラの生肉が出荷されたのは初。 都内飲食店で提供され、鮮魚専門店でも販売された(写真/共同船舶提供)