国内

「ぞんざいな言葉遣い」反省の河野太郎氏に伝えたい「適切な怒り方」

(時事通信フォト)

「怒り」のせいで真意が伝わらないことがないように(時事通信フォト)

 自民党総裁選に出馬した河野太郎・行政改革担当大臣。岸田文雄氏と並んで総裁選の有力候補と見られているが、何かと毀誉褒貶がある存在でもある。9月1日には、資源エネルギー庁の幹部職員に「日本語わかるやつ出せよ」などと怒鳴りつけたというパワハラ疑惑が報じられ、話題になった。

 河野氏は、9月15日放送の『大下容子ワイド!スクランブル』(テレビ朝日系)に総裁選候補者として生出演した際、元衆院議員でタレントの杉村太蔵から「河野さん、役員を怒鳴るでしょう?」と直球質問をぶつけられた。

 杉村は、「立場の弱い人をガンガン、ガンガン責め立てるでしょ? 鋭い言葉で。これは僕が河野総理・総裁が誕生したときに一番心配していることです。霞が関の役人の方々は貴重な人材です。われわれ国民の財産です。その人たちの能力を十分発揮できるリーダーなのか、すごく不安を持っています」と訴えた。

 杉村の言葉に河野氏は神妙な面持ちで頷き、「時々、言葉遣いがぞんざいになるのは直さないといけないと思います」と反省の弁を述べた。その上で、規制改革を担当する立場として、「そこはやっぱり立場が上だ下ではなく、おかしいものはおかしいと指摘しなきゃいけない」と語った。さらに「私は生まれ育ちが平塚で、平塚弁はちょっとキツくなるところがあるのかもしれない」と釈明したが、杉村に「平塚の人が聞いたら怒りますよ。私が知っている平塚の人は、そんなにキツくないですよ」とツッコミを入れられた。

 その後、河野氏は9月16日に実施されたグループインタビューでも「言葉遣いは丁寧に丁寧にやらにゃいかんのかなと思う」とコメントしている。しかし、自身のTwitterアカウントで頻繁にブロック機能(特定のアカウントに自らの投稿を表示させないようにする)を行使することからも窺えるように、どうも河野氏はカッとなりやすい性質なのかもしれない。

 つい言葉遣いがぞんざいになる、つい怒鳴るといった行動を防ぐためには、どうすればいいのか? 一般社団法人日本アンガーマネジメント協会理事を務める戸田久実氏は、「イラッとしても6秒間やり過ごせるようになりましょう」と勧める。

関連キーワード

関連記事

トピックス

春の園遊会に参加された天皇皇后両陛下(2025年4月、東京・港区。撮影/JMPA)
《春の園遊会ファッション》皇后雅子さま、選択率高めのイエロー系の着物をワントーンで着こなし落ち着いた雰囲気に 
NEWSポストセブン
現在はアメリカで生活する元皇族の小室眞子さん(時事通信フォト)
《ゆったりすぎコートで話題》小室眞子さんに「マタニティコーデ?」との声 アメリカでの出産事情と“かかるお金”、そして“産後ケア”は…
NEWSポストセブン
週刊ポストに初登場した古畑奈和
【インタビュー】朝ドラ女優・古畑奈和が魅せた“大人すぎるグラビア”の舞台裏「きゅうりは生でいっちゃいます」
NEWSポストセブン
逮捕された元琉球放送アナウンサーの大坪彩織被告(過去の公式サイトより)
「同僚に薬物混入」で逮捕・起訴された琉球放送の元女性アナウンサー、公式ブログで綴っていた“ポエム”の内容
週刊ポスト
まさに土俵際(写真/JMPA)
「退職報道」の裏で元・白鵬を悩ませる資金繰り難 タニマチは離れ、日本橋の一等地150坪も塩漬け状態で「固定資産税と金利を払い続けることに」
週刊ポスト
精力的な音楽活動を続けているASKA(時事通信フォト)
ASKAが10年ぶりにNHK「世界的音楽番組」に出演決定 局内では“慎重論”も、制作は「紅白目玉」としてオファー
NEWSポストセブン
2022年、公安部時代の増田美希子氏。(共同)
「警察庁で目を惹く華やかな “えんじ色ワンピ”で執務」増田美希子警視長(47)の知人らが証言する“本当の評判”と“高校時代ハイスペの萌芽”《福井県警本部長に内定》
NEWSポストセブン
ショーンK氏
《信頼関係があったメディアにも全部手のひらを返されて》ショーンKとの一問一答「もっとメディアに出たいと思ったことは一度もない」「僕はサンドバック状態ですから」
NEWSポストセブン
悠仁さまが大学内で撮影された写真や動画が“中国版インスタ”に多数投稿されている事態に(撮影/JMPA)
筑波大学に進学された悠仁さま、構内で撮影された写真や動画が“中国版インスタ”に多数投稿「皇室制度の根幹を揺るがす事態に発展しかねない」の指摘も
女性セブン
奈良公園と観光客が戯れる様子を投稿したショート動画が物議に(TikTokより、現在は削除ずみ)
《シカに目がいかない》奈良公園で女性観光客がしゃがむ姿などをアップ…投稿内容に物議「露出系とは違う」「無断公開では」
NEWSポストセブン
長女が誕生した大谷と真美子さん(アフロ)
《大谷翔平に長女が誕生》真美子さん「出産目前」に1人で訪れた場所 「ゆったり服」で大谷の白ポルシェに乗って
NEWSポストセブン
『続・続・最後から二番目の恋』でW主演を務める中井貴一と小泉今日子
なぜ11年ぶり続編『続・続・最後から二番目の恋』は好発進できたのか 小泉今日子と中井貴一、月9ドラマ30年ぶりW主演の“因縁と信頼” 
NEWSポストセブン