芸能

花田優一が振り返る父・貴乃花が初めて「勘当した」と口にした瞬間

花田優一氏への弟子入りも数か月が経ち関係も深まってきた

花田優一氏への弟子入りから数か月が経ち、関係も深まってきた

 花田光司氏(元横綱・貴乃花)の長男で靴職人の花田優一氏に、週刊誌記者・西谷格氏が弟子入りし、互いに靴作りの修行中の出来事をレポートする異色の“交換日記”連載企画。今回は優一氏の口からついに“騒動”の核心ともいえる父・貴乃花から「勘当」という言葉を聞いた時の話がこぼれた。(別稿で優一氏本人のレポートあり)。

 * * *

 修行のために工房に行ったある日のランチのあとだったと思うが、優一氏は父・貴乃花から絶縁を言い渡された時のことを、不意に語り始めた。

「お世話になった方が亡くなって、父と二人でお葬式に出席したんです。焼香の場面って、家族単位でまとまって行くじゃないですか。それで式場の方が父と僕に一緒に焼香するよう合図したんです。そしたら父が『もう勘当しておりますので』と言って、別々に焼香することになったんです。いきなりそんなことを言われて、ショックでした」

 いつ頃、どういう人の葬式で、どういう状況だったのか。週刊誌記者であれば、5W1Hに沿って詳しく聞くべき話だったのかもしれないが、あいにくその時、私は記者モードを完全に解除していた。食後にお茶を飲みながら、漠然と聞いていた。本来なら身を乗り出して食いつくべき話題だったはずが、むしろ、聞いてはいけない話を聞いているような気がして、聞き流してしまったのだ。

 同業者であればきっと誰もが頷くと思うのだが、取材というのは不思議なもので、インタビューを終えてレコーダーのスイッチを切り、メモ帳をカバンにしまったところで急に相手がポロッと本音をこぼすことがよくある。頻繁にある。ペンを握りしめて食いつくと、相手も身構えてしまうのだろう。こちらの意識がボーッとしていてメモも取れないような状況のほうが、気楽に話せるのかもしれない。

 葬儀の場面でなぜ、父・貴乃花は勘当を言い渡したのか。事情はよく分からない。優一氏が何か不義理をしたのではないかと勘繰ってしまうが、両者の言い分は平行線だ。それでも、優一氏は「父への敬意と愛情は失っていない」という。ならば、たとえば互いに手紙を書いて、思いを伝えてみてはどうだろう。週刊誌記者としては、もちろん両者のやり取りを記事にしたいという下心もあるが、そういう邪心を抜きに考えても、手紙というのは行き違った者同士の関係を修復するには、とても有効な手段のように思えた。今度優さんに提案してみようかと思う。

眠れなくて「薬」を飲むことも

 最近、工房内でお茶をしている時や帰りにクルマで送ってもらう際に、優一氏はちょっと気になることを言っていた。

関連記事

トピックス

元皇族の眞子さんが極秘出産していたことが報じられた
《極秘出産の眞子さんと“義母”》小室圭さんの母親・佳代さんには“直接おめでたの連絡” 干渉しない嫁姑関係に関係者は「一番楽なタイプの姑と言えるかも」
NEWSポストセブン
岐阜県を訪問された秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年5月20日、撮影/JMPA)
《ご姉妹の“絆”》佳子さまがお召しになった「姉・眞子さんのセットアップ」、シックかつガーリーな装い
NEWSポストセブン
会話をしながら歩く小室さん夫妻(2025年5月)
《極秘出産が判明》小室眞子さんが夫・圭さんと“イタリア製チャイルドシート付ベビーカー”で思い描く「家族3人の新しい暮らし」
NEWSポストセブン
ホームランを放ち、観客席の一角に笑みを見せた大谷翔平(写真/アフロ)
大谷翔平“母の顔にボカシ”騒動 第一子誕生で新たな局面…「真美子さんの教育方針を尊重して“口出し”はしない」絶妙な嫁姑関係
女性セブン
川崎春花
女子ゴルフ“トリプルボギー不倫”で協会が男性キャディにだけ「厳罰」 別の男女トラブル発覚時に“前例”となることが避けられる内容の処分に
NEWSポストセブン
寄り添って歩く小室さん夫妻(2025年5月)
《木漏れ日の親子スリーショット》小室眞子さん出産で圭さんが見せた“パパモード”と、“大容量マザーズバッグ”「夫婦で代わりばんこにベビーカーを押していた」
NEWSポストセブン
六代目体制は20年を迎え、七代目への関心も高まる。写真は「山口組新報」最新号に掲載された司忍組長
《司忍組長の「山口組200年構想」》竹内新若頭による「急速な組織の若返り」と神戸山口組では「自宅差し押さえ」の“踏み絵”【終結宣言の余波】
NEWSポストセブン
第1子を出産した真美子さんと大谷(/時事通信フォト)
《母と2人で異国の子育て》真美子さんを支える「幼少期から大好きだったディズニーソング」…セーラームーン並みにテンションがアガる好きな曲「大谷に“布教”したんじゃ?」
NEWSポストセブン
俳優・北村総一朗さん
《今年90歳の『踊る大捜査線』湾岸署署長》俳優・北村総一朗が語った22歳年下夫人への感謝「人生最大の不幸が戦争体験なら、人生最大の幸せは妻と出会ったこと」
NEWSポストセブン
漫才賞レース『THE SECOND』で躍動(c)フジテレビ
「お、お、おさむちゃんでーす!」漫才ブームから40年超で再爆発「ザ・ぼんち」の凄さ ノンスタ石田「名前を言っただけで笑いを取れる芸人なんて他にどれだけいます?」
週刊ポスト
違法薬物を所持したとして不動産投資会社「レーサム」の創業者で元会長の田中剛容疑者と職業不詳・奥本美穂容疑者(32)が逮捕された(左・Instagramより)
「よだれを垂らして普通の状態ではなかった」レーサム創業者“薬物漬け性パーティー”が露呈した「緊迫の瞬間」〈田中剛容疑者、奥本美穂容疑者、小西木菜容疑者が逮捕〉
NEWSポストセブン
大阪・関西万博で「虫が大量発生」という新たなトラブルが勃発(写真/読者提供)
《万博で「虫」大量発生…正体は》「キャー!」関西万博に響いた若い女性の悲鳴、専門家が解説する「一度羽化したユスリカの早期駆除は現実的でない」
NEWSポストセブン