たくさんの名作映画が生まれた1980年代。そのなかかから、どんな作品を見ればいいか迷う人もいるのではないだろうか。そんなときこそ、“映画通”がおすすめする作品を参考にすればいい! 映画大好き芸人・こがけんさんに、80年代名作映画3本をピックアップしてもらった。
『ブルース・ブラザース』(1981年)
「映画好きのきっかけになった作品です。ならず者の2人が、自分たちを育ててくれた孤児院を救うために奮闘するのですが、彼らが多少乱暴なことをしても、“孤児院のため”という立派な理由があるから、なぜか魅力的に見えてしまう。そういう“仕掛け”がおもしろい。音楽もすばらしく、ジェームス・ブラウンをはじめとするレジェンド級のアーティストが楽曲を提供しているんです。主演のジョン・ベルーシ、ダン・エイクロイドのスタイリッシュなダンスも必見です」(こがけんさん・以下同)
【あらすじ】
アメリカの人気番組『サタデー・ナイト・ライブ』の人気コーナーをベースに映画化した作品。ならず者の兄弟が自分を育ててくれた孤児院を救うため、バンドを組んでライブを行い、お金を稼ごうとするが……。
『バトルランナー』(1987年)
「温厚に見えた人物が、裏で気にくわない人をクビにするなど、人間の二面性が随所に描かれていて、衝撃を受けましたね。B級アクション映画などといわれていますが、全編を通して“化けの皮をはがす話”になっていて、実は深いんです。主演の“シュワちゃん”の圧倒的な強さも、いかにもノリを重視した1980年代らしく、笑えるポイントに」
【あらすじ】
無実の罪で投獄された主人公ベン(アーノルド・シュワルツェネッガー)は、凶悪犯が出演する命がけの総合格闘技番組に出演させられ……。