女優の片瀬那奈(39)が、芸能界からシャットアウトされつつある。9月30日、芸能事務所「研音」は同日をもって片瀬が退所することを報告し、公式サイトや公式SNSも終了することが発表された。
この電撃退所は、事実上のクビだったとの報道もある。片瀬は今年7月、同棲相手であるIT経営者がコカイン所持で逮捕されたことが『週刊文春』に報じられた。報道によると、片瀬は尿検査で陰性だったそうだが、芸能人はイメージ商売だ。コンプライアンスに厳しい現代のテレビ業界において、片瀬の起用は見送られる可能性が高そうだ。
「片瀬さんは、周囲に薬物逮捕者が相次いだことで、イメージが悪化してしまった。いくら“私は知らなかった。無関係”と言っても、一度ついたイメージは払拭しにくい。こうなると、特にテレビ局はオファーを出すのに二の足を踏んでしまう。むしろ、実際に逮捕され、罪を償った芸能人のほうが、セカンドチャンスが与えられやすいのではないでしょうか」(テレビ局関係者)
片瀬にとっては予想外の状況かもしれない。復帰が望まれているのは、片瀬の親友である女優・沢尻エリカ(35)も同じだ。2019年11月に麻薬取締法違反の罪で逮捕された沢尻は、周囲のサポートを受けながら自宅待機の日々を過ごしている。
「現在、執行猶予中の沢尻さんは、母親と兄夫婦のサポートを受けながら自宅で反省の日々を送っています。当時の夜遊び仲間との関係も断ち切ったようです。外出することはほとんどなく、映画や海外ドラマのDVDを毎日3~5本鑑賞する生活で、同じ作品を何度も見返すこともあるそうです。昨年からは、中国語の勉強も始めたみたいです」(沢尻の知人)
沢尻の知人によると、「沢尻さんはまだ表舞台に出ることに戸惑いがあるみたい」とのことだが、沢尻を気にかける業界関係者は存在する。沢尻がヒロイン役を演じた映画『パッチギ!』(2005年)を手がけた井筒和幸監督はメディアで、「必ず、復帰の手伝いはしてあげようと思ってる」と明言している。