スポーツ

引退報道が出た巨人・亀井善行 「まだ現役でやれる」データも裏付け

亀井善行はまだまだ巨人にとって必要な選手か(時事通信フォト)

亀井善行はまだまだ巨人にとって必要な選手か(時事通信フォト)

 引退報道の真相はどうなっているのか──。10月9日、デイリー新潮が〈巨人「亀井善行」が今季で引退へ 原監督”お気に入り”偏重起用の采配に疑問〉という記事を配信、ネット上では巨人ファンを中心に騒然としている様子がうかがえる。プロ野球担当記者が話す。

「本人の口から発表があったわけではないですし、引退する場合はスポーツ紙、亀井のような巨人生え抜きのベテランなら最初にスポーツ報知が報じるでしょう。ただ、数字を精査していくと、亀井はまだじゅうぶん現役選手としてやっていけるだけの力があるのではないでしょうか」(以下同)

 今年のトータルの成績は打率2割2分1厘、3本塁打、17打点(記録は10月9日現在。以下同)と冴えていない。200打席以上の年では2010年の1割8分5厘に次ぐ低打率となっている。特に前半戦は1割8分4厘と不振を極め、DeNAとの開幕戦での代打サヨナラ本塁打以外は目立つ場面がほとんどなかった。

「ベテランには避けられないことですが、速球に詰まるシーンも目立ちます。前半戦は代打の切り札として使われていましたが、調子が上がりませんでした。

 昔の代打の切り札は終盤、力が落ちてきた先発投手と対戦していた。しかし、継投全盛期の昨今はいきなり150キロ前後の速球を投げる中継ぎや抑えと勝負することになる。年齢を重ねると肉体的に問題ない打者でも、目から衰えると言われますから、39歳のベテランにとって“代打の切り札”という役割は難しくなっています。亀井の今年の代打成績は39打数7安打で1割7分9厘と打てていません」

 しかしその一方で、スタメンで起用される機会の多くなった後半戦は復調している。後半戦は19試合に先発出場。そのうち13試合でヒットを放ち、2割8分8厘をマーク。マルチ安打4試合、猛打賞1試合を記録している。四球のあった試合を含めれば、一度も出塁しなかったのは4試合しかない。

 坂本勇人は直近19試合でマルチ安打6試合、猛打賞1試合と固め打ちは見せている。ただ、ノーヒットが7試合、出塁なしが6試合で2割8分3厘。スタメンを張り続けている坂本、そうではない亀井の差はあるものの、スタメン出場時の亀井はキャプテンに劣らない数字を残しているのだ。

関連キーワード

関連記事

トピックス

天皇陛下にとって百合子さまは大叔母にあたる(2024年11月、東京・港区。撮影/JMPA)
三笠宮妃百合子さまのご逝去に心を痛められ…天皇皇后両陛下と愛子さまが三笠宮邸を弔問
女性セブン
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
胴回りにコルセットを巻いて病院に到着した豊川悦司(2024年11月中旬)
《鎮痛剤も効かないほど…》豊川悦司、腰痛悪化で極秘手術 現在は家族のもとでリハビリ生活「愛娘との時間を充実させたい」父親としての思いも
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
紅白初出場のNumber_i
Number_iが紅白出場「去年は見る側だったので」記者会見で見せた笑顔 “経験者”として現場を盛り上げる
女性セブン
弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)
《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか
女性セブン
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
電撃退団が大きな話題を呼んだ畠山氏。再びSNSで大きな話題に(時事通信社)
《大量の本人グッズをメルカリ出品疑惑》ヤクルト電撃退団の畠山和洋氏に「真相」を直撃「出てますよね、僕じゃないです」なかには中村悠平や内川聖一のサイン入りバットも…
NEWSポストセブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト
イギリス人女性はめげずにキャンペーンを続けている(SNSより)
《100人以上の大学生と寝た》「タダで行為できます」過激投稿のイギリス人女性(25)、今度はフィジーに入国するも強制送還へ 同国・副首相が声明を出す事態に発展
NEWSポストセブン