コンプライアンスにとにかく厳しい現在の芸能界では、薬物で捕まったら“おしまい”なのは当たり前。噂が出ただけでも芸能生活は終わりかねない。
薬物を供給する密売組織内には、「芸能人顧客リスト」なるものが存在するという。
「このリストに名前が載っているのが、おバカ系男性タレントのAさん。Aさんはたびたび反社のパーティーに客寄せパンダとして参加しています。最近は日本アカデミー賞の受賞歴もある演技派俳優のBさんも、Aさんと一緒にパーティーに出席している。壇上でスピーチすることもあるようで、大役を終えた2人が連れ立ってトイレに行き、しばらくしてから“生き生きした表情”で会場に戻ってきたこともあったようです」(芸能関係者)
ほかにも、近年バラエティー番組でブレークした女性タレントのCや、おしゃれ系イケメン俳優のDらが、このリストに名を連ねている。当局もこのリストの存在を把握しており、名前のある芸能人の動向を注視しているともいわれている。
交友関係が裏ではそのまま“薬物仲間”というケースもある。テレビドラマでの難しい役どころを演じきって人気に火がついたE、セクシーな色気で女性ファンの多いF、ミステリアスな雰囲気が魅力のG。この3人はいずれも30~40代の主演クラスのイケメン俳優で、プライベートでも親交がある。そればかりか、共通の知人である若手経営者からコカインを仕入れる仲だという。
「Eさんは大の酒好きで自ら企画しては、頻繁にパーティーを開いています。そこに持ち込まれるのが、若手経営者から仕入れたドラッグなんです。でもつい最近、このドラッグをめぐってひと悶着あったみたいで……どうもGさんの薬物使用に勘づいた同じ事務所の先輩が、Gさんに注意したようなんです。そしたらGさんは“やっていない”と逆ギレしたんです。以前は、先輩後輩のいい関係だったのに、それ以来険悪になっちゃったみたい」(Gの知人)
捜査機関の目から逃れるためか、東京を離れて薬物を使用する芸能人もいる。還暦を超えた大物芸能人のHには、年下の恋人と地方で覚せい剤をキメているとの噂があるという。
「Hさんは既婚者で、年下女性は不倫相手です。奥さんもふたりの関係には気づいていたのですが、最近、薬物の使用も疑い始めているといわれています。Hさんは警察の目から逃れるのはもちろん、奥さんの目からも逃れるために、別荘を使っているのかもしれません」(Hの知人)
カリスマとあがめられることもある男性ミュージシャンのIも、Hと同じエリアに所有する別荘で覚せい剤を使用しているという。
近年は大麻を濃縮した、「ワックス」や「リキッド」と呼ばれるタイプが大麻使用者の間ではやっているようだ。電子たばこのような器具を使って吸引することから、この吸引方法は隠語で「ペン」と呼ばれている。