「陛下のおそばで(中略)新しい御代の安泰を祈り続けていきたい」──上皇后美智子さまは2018年、皇后として迎えられた最後のお誕生日にそう述べられた。ご結婚から60年以上、昭和・平成・令和3つの御代を経ても、美智子さまはいつも上皇陛下のお側でそっと寄り添われている。そんなおふたりの昭和、平成・令和の「愛の歴史」を振り返る。
●2020年1月
昨年の正月に合わせて撮影された天皇ご一家の記念写真。緊張と葛藤の中で皇室入りされた美智子さまは、いまではご一家全体を見守る「皇室の母」となられている。
●2011年3月
70才を超えご高齢となられても、東日本大震災の際にはいち早く現地へと駆けつけられた。「できるだけ早く見舞いたい」という思いで、7週連続での被災地訪問を実現された。
●2013年8月
長野・軽井沢でのご静養中には、たびたび「思い出のテニスコート」をご訪問。2013年にはご夫妻でペアを組まれ、40分にわたって試合を楽しまれた。試合の最後には手をつながれる“ラブラブぶり”も見せられた。
●1993年7月
ご夫妻は被災地を訪問される「祈りの旅」を大切にしてこられた。人々の前で膝をつかれ語りかける「平成流」のお見舞いが印象的だった。
●1973年10月
おふたりで庭園を訪問されるなど、自然を愛でる時間も多かったご夫妻。皇太子ご夫妻時代に訪れられたスペインでは、ヘネラリーフェ庭園でお花を楽しまれた。
●2020年10月
いまも上皇陛下とおふたりで朝の散歩に出かけられ、庭の自然を楽しまれるのが日課だという。
●1973年5月
オーストラリア・メルボルン郊外の牧場でコアラを抱かれる美智子さま。その様子に、上皇陛下は興味津々のご様子だった。
●2013年12月
ご訪問先のインド・チェンナイでは古典楽器の練習をご覧になった。楽しそうなご表情で、おふたりご一緒に手を合わせて挨拶された。
※女性セブン2021年10月28日号