お笑いコンビ「爆笑問題」の太田光が、10月31日に放送されたTBS系の『選挙の日2021 太田光と問う!私たちのミライ』で選挙特番の司会に初挑戦、その大暴走ぶりが物議を醸している。苦戦が伝えられた甘利明氏に「もし負けたら戦犯ですよね」「ご愁傷さまでした」と笑いながら語りかけ、二階俊博氏には「いつまで政治家続けるつもりですか」と質問。二階氏は「当選したばかりで失礼だよ、言葉を選びなさい!」と憤慨した。SNS上では「太田ぶっ込んでて面白い」と評価する声もあるが、「失礼にも程がある」「放送事故レベル」といった批判が相次いだ。
書き込みのなかには、「やっぱり田中あっての太田なんでしょうね」「昔から田中の存在を軽視してる人がいるが、田中が居ないと成り立たない」と、相方・田中裕二の存在に言及する声もあった。放送を観ていたテレビ局関係者も、田中の存在の大きさをあらためて認識したという。
「太田さんのフォローをしようと井上貴博アナや小川彩佳アナも頑張ってはいましたが、いかんせん太田さんの速射砲のようなしゃべりを制止できていませんでした。相方の田中さんがいてくれたら、『失礼すぎるだろ』『いい加減にしろ』といったツッコミで場を収めていたはずです。
今回の太田さんの起用は、『太田光の私が総理大臣になったら…秘書田中。』(日本テレビ系、2006~2010年)で政治への関心の高さを見せたことに加え、『サンデー・ジャポン』(TBS系)でも生放送の実績があることからTBSが白羽の矢を立てたのでしょうが、いずれも田中さんの制御あっての太田さんだった。今回のことで、爆笑問題にとっていかに田中さんが重要な存在かを業界関係者は再認識したのではないでしょうか」