芸能

紅白内定報道のハラミちゃん 人を魅了する“雰囲気を設計”する力

(写真/公式HPより)

バラエティー番組でも引っ張りだこのハラミちゃん(写真/公式HPより)

 臨床心理士・経営心理コンサルタントの岡村美奈さんが、気になったニュースや著名人をピックアップ。心理士の視点から、今起きている出来事の背景や人々の心理状態を分析する。今回は、年末の紅白出場が内定したと報じられたピアニストでYouTuberのハラミちゃんについて。

 * * *
 どこかを歩いている時、その演奏を耳にしたら、焼き立てのパンやお菓子の甘い匂いに引き寄せられるように、きっと自然と輝くような沢山のその音色に吸い寄せられていくのではないだろうか。ハラミちゃんの即興演奏の動画を見てそんな感じがした。無意識のうちに五感が反応し、興味をそそられ引き寄せられてしまうのだ。

“ストリートピアノ”と聞けば、今や彼女の耳コピの即興演奏と屈託のない笑顔が連想されるほど人気者となったハラミちゃん。その彼女が、大みそか恒例の「第72回NHK紅白歌合戦」に出演することが内定したというニュースを聞いて、「そうだろうな」と頷いた。

 ポップスピアニストでYouTubeを中心に活躍、動画総再生数は4億回以上、チャンネル登録者数は約185万人だという。昨年7月に発売した1stアルバム『ハラミ定食~Streetpiano Collection~』はビルボード週間アルバムランキング1位、オリコン週間アルバムランキング2位。紅白の出場はゲスト出演で複数回登場するらしいし、来年1月には日本武道館での公演も決まっている。

 そんな目覚ましい活躍を見せるハラミちゃんが、本格的に活動を始めたのは2019年6月とまだ2年ちょっと。都庁に置いてあるストリートピアノを弾く彼女の動画を初めて見た時もそうだが、彼女の演奏はいつ見ても、どんな曲であっても、「ピアノを弾くのはこんなに楽しいんだよと」言わんばかりだ。明るく楽しく面白そうで、ウキウキと心弾んで気持ち良さそうだし、伸び伸びとしている。そして、聞いている人たちを一瞬にして引き込んでいく。

関連記事

トピックス

女優の広末涼子容疑者が傷害容疑で現行犯逮捕された
【薬物検査どころじゃなかった】広末涼子容疑者「体を丸めて会話拒む」「指示に従わず暴れ…」取り調べ室の中の異様な光景 現在は落ち着き、いよいよ検査可能な状態に
NEWSポストセブン
運転中の広末涼子容疑者(2023年12月撮影)
《広末涼子の男性同乗者》事故を起こしたジープは“自称マネージャー”のクルマだった「独立直後から彼女を支える関係」
NEWSポストセブン
女優の広末涼子容疑者が傷害容疑で現行犯逮捕された
《病院の中をウロウロ…挙動不審》広末涼子容疑者、逮捕前に「薬コンプリート!」「あーー逃げたい」など体調不良を吐露していた苦悩…看護師の左足を蹴る
NEWSポストセブン
北極域研究船の命名・進水式に出席した愛子さま(時事通信フォト)
「本番前のリハーサルで斧を手にして“重いですね”」愛子さまご公務の入念な下準備と器用な手さばき
NEWSポストセブン
広末涼子容疑者(写真は2023年12月)と事故現場
《広末涼子が逮捕》「グシャグシャの黒いジープが…」トラック追突事故の目撃者が証言した「緊迫の事故現場」、事故直後の不審な動き“立ったり座ったりはみ出しそうになったり”
NEWSポストセブン
運転席に座る広末涼子容疑者(2023年12月撮影)
【広末涼子容疑者が追突事故】「フワーッと交差点に入る」関係者が語った“危なっかしい運転”《15年前にも「追突」の事故歴》
NEWSポストセブン
自宅で亡くなっているのが見つかった中山美穂さん
《中山美穂さん死後4カ月》辻仁成が元妻の誕生日に投稿していた「38文字」の想い…最後の“ワイルド恋人”が今も背負う「彼女の名前」
NEWSポストセブン
山口組分裂抗争が終結に向けて大きく動いた。写真は「山口組新報」最新号に掲載された司忍組長
「うっすら笑みを浮かべる司忍組長」山口組分裂抗争“終結宣言”の前に…六代目山口組が機関紙「創立110周年」をお祝いで大幅リニューアル「歴代組長をカラー写真に」「金ピカ装丁」の“狙い”
NEWSポストセブン
中居正広氏と報告書に記載のあったホテルの「間取り」
中居正広氏と「タレントU」が女性アナらと4人で過ごした“38万円スイートルーム”は「男女2人きりになりやすいチョイス」
NEWSポストセブン
Tarou「中学校行かない宣言」に関する親の思いとは(本人Xより)
《小学生ゲーム実況YouTuberの「中学校通わない宣言」》両親が明かす“子育ての方針”「配信やゲームで得られる失敗経験が重要」稼いだお金は「個人会社で運営」
NEWSポストセブン
約6年ぶりに開催された宮中晩餐会に参加された愛子さま(時事通信)
《ティアラ着用せず》愛子さま、初めての宮中晩餐会を海外一部メディアが「物足りない初舞台」と指摘した理由
NEWSポストセブン
大谷翔平(時事通信)と妊娠中の真美子さん(大谷のInstagramより)
《妊娠中の真美子さんがスイートルーム室内で観戦》大谷翔平、特別な日に「奇跡のサヨナラHR」で感情爆発 妻のために用意していた「特別契約」の内容
NEWSポストセブン