NHKが今年の『紅白歌合戦』の司会を発表。昨年まで4年連続で総合司会を務めていたウッチャンナンチャン・内村光良(57)の名前はなかった。
近年の紅白を支えた功労者の“勇退”を惜しむ声は多いが、業界関係者の間では別の期待が高まっている。内村が紅白の代わりに大晦日、ダウンタウン・松本人志(58)と“再共演”するのではないかと取り沙汰されているのだ。芸能評論家の三杉武氏が言う。
「毎年大晦日にダウンタウンが出演していた『笑ってはいけない』が今年は休止になり、代わりに6時間の大型生放送特番が予定されています。『絶対笑って年越したい! 笑う大晦日』という仮題になっているため、司会は継続してダウンタウンになりそうです。『笑ってはいけない』を超えるインパクトを残すための目玉ゲストとして、内村なら話題性抜群。これまでは裏番組のため無理でしたが、内村が紅白に出ないのならば実現可能性はゼロではない」
松本と内村は20代の頃にフジテレビ系『夢で逢えたら』(1988~1991年)で共演して以来の盟友関係にあり、8月にフジの特番で久々の共演が実現した際には、2人から「ウッチャンナンチャンとダウンタウンで何かやりたい」という発言も飛び出した。松本は「(共演するなら)やっぱり日テレかTBSでしょ」とも語っていたことから、コンビでの共演にも期待は高まる。が、当の日テレ関係者は慎重だ。
「局内でももちろん待望論はありますが、内村さんは『年末は休みたい』と漏らしていると聞きますし、ハードルは高そう。また、松本さんは昨年の『笑ってはいけない』でアンジャッシュ渡部建の復帰がスッパ抜かれてお蔵入りになったことでナーバスになっており、直前まで情報管理は徹底されることになりそうです」
日テレに訊くと「番組の制作過程についてはお答えしておりません」(宣伝部)とのこと。大晦日に逢えたら……。
※週刊ポスト2021年11月19・26日号