小栗旬(38才)が主人公の官僚を演じるドラマ『日本沈没 ─希望のひと─』(TBS系)が好調だ。首都に迫る未曽有の自然災害を前に、政治家や学者、ジャーナリストが奔走する社会派ドラマで、初回から第4話までの視聴率は15%台(リアルタイム・関東地区での世帯視聴率、ビデオリサーチ調べ)をキープし続けている。
権謀術数うずまく霞が関でのやり取りが続くなか、異質なのが風吹ジュン(69才)が演じる主人公の母・佳恵の存在だ。愛媛・宇和島から息子を案じる母親の心情を見事に表現し、作品に人間ドラマとしての深みを与えている。
近年、立て続けに話題作に出演している風吹。今年だけでも『ドクターX』のスピンオフドラマである『ドクターY~外科医・加地秀樹』(テレビ朝日系)や『大豆田とわ子と三人の元夫』(フジテレビ系)などに出演。来年1月からは松本潤(38才)が主演するドラマ『となりのチカラ』(テレビ朝日系)に出演予定だ。
オファーが続く理由は、演技力だけではないという。
「年齢のわりに若々しすぎて違和感のある女優さんが多いなか、風吹さんは自然に母親役やおばあちゃん役を演じることができます。それでいて、70才目前にもかかわらず、艶やかでふんわりとした髪の毛や血色のいい肌をキープしている。健康的な美しさを持つ彼女が演じることで、『あんなふうに年を重ねたい』と憧れる女性が多いんです」(テレビ局関係者)
古希を迎えてなお、チャーミングな魅力を放つ風吹。年齢を重ねるなかで女優としてだけでなく、ひとりの女性としても輝きを増していた。
《原因は何だろう。いや、これしかない。実は私、今、恋をしているのです》(日経ヘルス プルミエ 2012年2月号より)
約10年前、雑誌の連載エッセイで突然こう告白したのだ。1992年に音楽プロデューサーの夫と離婚してから約20年。もうあり得ないと思っていた胸のトキメキに驚いたという。
お相手は仕事を通して出会った年下の経営者・Aさん。出会った当初から「いいな」と思っていたが、本気だからこそ遊び感覚で交際するよりも、友人関係を選んだ。しかし、風吹が海外へ行き、会えない日が続いたときのことだった。
「君が明日帰ってくると思ってたら、わくわくして眠れなかった」
Aさんのこの言葉に、抑えていた気持ちがあふれ、2011年末までに交際がスタート。
自宅で食事をすることも頻繁で、まるで長年連れ添った夫婦のような関係だったが、一緒に暮らすことはなかった。しかし、近年、変化が訪れていたようだ。
「交際が始まった当時、自宅にはまだ独立前の長男がいて、すぐには一緒に住めなかったんです。いまは、娘さんは海外で暮らし、息子さんも結婚して家を出ました。それもあり、彼女はAさんとの同居を決意したのでしょう」(芸能関係者)