テレビ各局にとって、重要な“朝の顔”となるのが、朝8時台の情報番組だ。視聴率では『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)と『あさイチ』(NHK)が熾烈なトップ争いをするなか、それを追いかけるのが、『めざまし8』(フジテレビ系)と『スッキリ』(日本テレビ系)である。
『とくダネ!』(フジ系)から継続して『めざまし8』のコメンテーターを務めている教育評論家の尾木直樹氏は、俳優の谷原章介と共にMCを任されている永島優美アナ(29)の存在感を絶賛する。
「谷原さんは朝の情報番組のMCが初めてだったということもあり、言い過ぎてネットでニュースになることもありました。そこを今は永島さんが『こんな方もいらっしゃいますよね』というような形で断定的な口調に対して柔らかくフォローの言葉を入れて上手にサポートしています。彼女がいるから谷原さんも安心し、今では余裕をもってMCができている。
永島さんは番組終盤の『今日のツイッター』という視聴者の声を紹介するコーナーをとても大切にしていて、視聴者目線というのを決して忘れません」
MC力に加えて永島アナの人間性も目を見張るものがあるという。
「僕は教育の仕事をしてきたから思うのですが、クラスに永島アナのような子がいると、全体がまとまるんです。運動会でも合唱コンクールでも“永島が言うならしょうがない”とみんなが練習に協力する。本当に得難い人物ですよ。
それでいて、おっちょこちょいなところもあって、司会のテーブルの上の資料を慌ててまき散らし、“キャッ”と声を上げることもあります。そうした一面が、ますます彼女の人気を高めているんです。
私は朝夕の情報番組に長年出演してきましたが、ここまで嫌みを感じさせず老若男女に愛される女性アナウンサーは希有ですね」(尾木氏)