大盛況のライブが終わり、会場から満足げな観客がぞろぞろと出てくる。その人垣の中をそれて楽屋へと入っていくショートカットの美女がひとり。女優の上野樹里(35才)だ。10月下旬のこの日、上野が訪れていたのは、ロックバンド『TRICERATOPS(トライセラトップス)』のボーカルである和田唱(45才)のソロライブだった。
「緊急事態宣言の解除後とはいえ、コロナ禍で開催そのものが危ぶまれるなか、感染対策を徹底し、万全の準備でファンを迎えることができ、ライブを終えることができました。客席で観た後に楽屋を訪れた上野さんも、ホッとしていたように見えました」(ライブ関係者)
上野は2016年に和田と結婚。もともと上野がトライセラトップスの大ファンだったことで親交が深まり、和田がライブのリハーサルに上野を誘うなどして交際に発展していった。そんな2人は芸能界では「おしどり夫婦」として知られている。
「結婚6年目になりますが、今でもラブラブです。今回のライブのことも、上野さんは自身のインスタグラムで告知していました。告知だけじゃなくて、実際、ライブ会場に足を運んで声援を送っていますからね。普段、彼がライブの練習で忙しい時などは、上野さんが手料理を作ってサポートしています。彼女もお仕事ですごく忙しいのに、妻としての献身ぶりには本当に頭が下がります」(上野の知人)
結婚4周年の時には、上野が夫に手ほどきを受けたギターを弾きながらビートルズの『If I Fell』を歌い、それに合わせて和田がギターを弾くという仲むつまじい動画をSNSで発信したこともある。
上野が良妻であることは嫁姑関係からわかる。和田の父親はイラストレーターの和田誠さん(享年83)で、母親は料理愛好家の平野レミ(74才)。強烈な個性の持ち主の平野だが、すっかり上野を気に入っているという。
「レミさんとの嫁姑関係もすこぶる良好で、レミさんは“ひとり暮らしの経験もあって料理も上手”“ちゃんと嫁をやってるから言うことは何もない”と、上野さんを絶賛していました。お互いにアラ探しせず、見守り合うことが、円満な嫁姑関係を作るコツだそうです」(芸能関係者)
平野は夫の誠さんを2019年10月に亡くしている。その喪失感から救ってくれたのも上野だったという。『女性セブン』(2021年8月19・26日号)のインタビューで、上野とのこんなやりとりを明かしている。
《私が和田さんに先立たれて、“つかむものがなくて寂しい”とこぼしたら、“レミさん、唱さんと手を握って! しっかり、ぎゅっと強く握るの。ほら、つかむものがあるでしょ?”と(中略)この手の半分に和田さんが入っているんだと思ったら、心のつかえがストンと取れたの。本当に励まされたわ》
いわゆる「嫁姑問題」は巷にあふれているが、互いに強い信頼関係がある上野と平野の間では、その手の問題は無縁のようだ。