国内

今井絵理子氏、党要職に抜擢も危機感「若い世代はSPEEDを知らない」

内閣第一部会・部会長代理に抜擢された今井絵理子氏(時事通信フォト)

内閣第一部会・部会長代理に抜擢された今井絵理子氏(時事通信フォト)

 自民党参院議員の今井絵理子氏(38)が11月9日、党の内閣第一部会・部会長代理に抜擢されたことが発表された。高市早苗・政調会長を補佐する役で、フレッシュな女性コンビへの期待からの起用とされているが、自民党関係者は「衆院選で活躍した論功行賞」と見る。

「今井氏は先の衆院選で岸田文雄首相の聞き役として政見放送に登場。また、抜群の知名度を買われて全国の選挙区を応援で回りました。岸田首相は、『若い世代に自民党をアピールするために必要な人材』だと彼女を高く評価しています。

 首相が重用する背景には、先の参院選で今井氏の所属する麻生派の若手が河野太郎氏支持に傾くなか、彼女が同派の甘利明氏とともに岸田首相支持に動いたことへの感謝の思いもあるらしい。今井氏の後見人だった甘利氏が党職を離れることから、彼女をケアする意味でも新たな役職に就かせたのでしょう」

 だが、岸田首相のそうした期待に対して、疑問を投げかける声も党内には多いという。

「静岡の参院補選を皮切りに、東京の石原伸晃・宏高兄弟など、彼女が応援に入った効果がなく敗れた選挙区も多い(宏高氏は比例復活)。党内には、『彼女は若い世代にそこまで訴求力がないのではないか』と疑う声が上がっている。というのも、彼女が街頭で演説をしていても、若者たちは足を止めず素通りしてしまうことが多い。どうも若者たちは、そもそもSPEEDを知らないようなのです」(同前)

関連キーワード

関連記事

トピックス

現在はアメリカで生活する元皇族の小室眞子さん(時事通信フォト)
《ゆったりすぎコートで話題》小室眞子さんに「マタニティコーデ?」との声 アメリカでの出産事情と“かかるお金”、そして“産後ケア”は…
NEWSポストセブン
まさに土俵際(写真/JMPA)
「退職報道」の裏で元・白鵬を悩ませる資金繰り難 タニマチは離れ、日本橋の一等地150坪も塩漬け状態で「固定資産税と金利を払い続けることに」
週刊ポスト
精力的な音楽活動を続けているASKA(時事通信フォト)
ASKAが10年ぶりにNHK「世界的音楽番組」に出演決定 局内では“慎重論”も、制作は「紅白目玉」としてオファー
NEWSポストセブン
2022年、公安部時代の増田美希子氏。(共同)
「警察庁で目を惹く華やかな “えんじ色ワンピ”で執務」増田美希子警視長(47)の知人らが証言する“本当の評判”と“高校時代ハイスペの萌芽”《福井県警本部長に内定》
NEWSポストセブン
ショーンK氏
《信頼関係があったメディアにも全部手のひらを返されて》ショーンKとの一問一答「もっとメディアに出たいと思ったことは一度もない」「僕はサンドバック状態ですから」
NEWSポストセブン
悠仁さまが大学内で撮影された写真や動画が“中国版インスタ”に多数投稿されている事態に(撮影/JMPA)
筑波大学に進学された悠仁さま、構内で撮影された写真や動画が“中国版インスタ”に多数投稿「皇室制度の根幹を揺るがす事態に発展しかねない」の指摘も
女性セブン
奈良公園と観光客が戯れる様子を投稿したショート動画が物議に(TikTokより、現在は削除ずみ)
《シカに目がいかない》奈良公園で女性観光客がしゃがむ姿などをアップ…投稿内容に物議「露出系とは違う」「無断公開では」
NEWSポストセブン
ショーンK氏が千葉県君津市で講演会を開くという(かずさFM公式サイトより)
《ショーンKの現在を直撃》フード付きパーカー姿で向かった雑居ビルには「日焼けサロン」「占い」…本人は「私は愛する人間たちと幸せに生きているだけなんです」
NEWSポストセブン
長女が誕生した大谷と真美子さん(アフロ)
《大谷翔平に長女が誕生》真美子さん「出産目前」に1人で訪れた場所 「ゆったり服」で大谷の白ポルシェに乗って
NEWSポストセブン
『続・続・最後から二番目の恋』でW主演を務める中井貴一と小泉今日子
なぜ11年ぶり続編『続・続・最後から二番目の恋』は好発進できたのか 小泉今日子と中井貴一、月9ドラマ30年ぶりW主演の“因縁と信頼” 
NEWSポストセブン
第一子出産に向け準備を進める真美子さん
【ベビー誕生の大谷翔平・真美子さんに大きな試練】出産後のドジャースは遠征だらけ「真美子さんが孤独を感じ、すれ違いになる懸念」指摘する声
女性セブン
同僚に薬物を持ったとして元琉球放送アナウンサーの大坪彩織被告が逮捕された(時事通信フォト/HPより(現在は削除済み)
同僚アナに薬を盛った沖縄の大坪彩織元アナ(24)の“執念深い犯行” 地元メディア関係者が「“ちむひじるぅ(冷たい)”なん じゃないか」と呟いたワケ《傷害罪で起訴》
NEWSポストセブン