ライフ

桃井かおり、長谷川理恵も「砂糖とバターを使わない人たち」が増加中

長谷川理恵

食を追求してきた長谷川理恵は、現在ヴィーガンパティシエとして活動している

「家にバターも砂糖もない」と言う桃井かおり(70才)や、テレビ番組で自宅に白砂糖がないことを明かした木村拓哉(49才)、その妻の工藤静香(51才)はバターを使わない手作りタルトをSNSに投稿するなど、砂糖とバターを使わないことを明かす芸能人が増えている。モデルの長谷川理恵(47才)もその1人だ。砂糖やバターを使わなくなった理由を長谷川はこう語る。

「きっかけは息子に卵と乳製品のアレルギーがあったからです。それでヴィーガンパティシエになりました」

 ヴィーガンとは、肉や魚はもちろん、牛乳や卵といった動物由来の食品をまったく口にしない「完全菜食主義」のことだ。長谷川が続ける。

「ヴィーガンスイーツを勉強するうちに、白砂糖も体にさまざまな悪影響があると学んで、なるべく使用を控えるようになりました。バターは一切使わず、代わりにオリーブオイルや菜種油を使っています。体への負担も少ないし、風味もいいんです」

 9才の長男からリクエストされてナポリタンを作るときも、オリーブオイルとにんにくで調理する。バターを使わずともコクが出るという。

摂りすぎると体と心の健康を壊す

 バターや砂糖は体にどのような影響をもたらすのか。ちくさ病院副院長で総合内科医の近藤千種さんが説明する。

「バターに含まれる飽和脂肪酸は、過剰に摂取すると血中の悪玉コレステロール『LDLコレステロール』を増加させます。すると血管にプラークというこぶができて血液の流れが悪くなる。これを動脈硬化といいます。日本人を対象とした研究で、飽和脂肪酸をたくさん摂っている人ほど心筋梗塞になる比率が上がるという結果も出ています」

 日本ナチュラル・ハイジーン普及協会会長の松田麻美子さんもバターのリスクを指摘する。

「牛乳から水分を取り除いたバターは、ほぼ100%が脂肪。動物性脂肪の飽和脂肪酸は溶けにくく、体内でもサラサラと流れないため血管がつまりやすくなるのです。大さじ1杯のバターは約12gで、カロリーが100kcalほどありますが、これはバナナ1本、ぶどう1房と同程度。果物はお腹を満たしてくれますが、バターは食べても満腹にはならず、カロリーオーバーを招きやすいことが問題です。こうした理由から、私は32年間、バターを一切口にしていません」

関連キーワード

関連記事

トピックス

中居の女性トラブルで窮地に追いやられているフジテレビ(右・時事通信フォト)
X子さんフジ退社後に「ひと段落ついた感じかな」…調査報告書から見えた中居正広氏の態度《見舞金の贈与税を心配、メッセージを「見たら削除して」と要請》
NEWSポストセブン
ロコ・ソラーレが関東で初めてファンミーティングを開催(Instagramより)
《新メンバーの名前なし》ロコ・ソラーレ4人、初の関東ファンミーティング開催に自身も参加する代表理事・本橋麻里の「思惑」 チケットは5分で完売
NEWSポストセブン
中居氏による性暴力でフジテレビの企業体質も問われることになった(右・時事通信)
《先輩女性アナ・F氏に同情の声》「名誉回復してあげないと可哀想ではない?」アナウンス室部長として奔走 “一管理職の職責を超える\"心労も
NEWSポストセブン
濱田淑恵容疑者の様々な犯罪が明るみに
【女占い師が逮捕】どうやって信者を支配したのか、明らかになった手口 信者のLINEに起きた異変「いつからか本人とは思えない文面になっていた」
週刊ポスト
中居の女性トラブルで窮地に追いやられているフジテレビ(右・時事通信フォト)
「スイートルームの会」は“業務” 中居正広氏の性暴力を「プライベートの問題」としたフジ幹部を一蹴した“判断基準”とは《ポイントは経費精算、権力格差、A氏の発言…他》
NEWSポストセブン
大手寿司チェーン「くら寿司」で迷惑行為となる画像がXで拡散された(時事通信フォト)
《善悪わからんくなる》「くら寿司」で“避妊具が皿の戻し口に…”の迷惑行為、Xで拡散 くら寿司広報担当は「対応を検討中」
NEWSポストセブン
男性キャディの不倫相手のひとりとして報じられた川崎春花(時事通信フォト)
“トリプルボギー不倫”4週連続欠場の川崎春花、悩ましい復帰タイミング もし「今年全休」でも「3年シード」で来季からツアー復帰可能
NEWSポストセブン
騒動があった焼肉きんぐ(同社HPより)
《食品レーンの横でゲロゲロ…》焼肉きんぐ広報部が回答「テーブルで30分嘔吐し続ける客を移動できなかった事情」と「レーン上の注文品に飛沫が飛んだ可能性への見解」
NEWSポストセブン
佳子さまと愛子さま(時事通信フォト)
「投稿範囲については検討中です」愛子さま、佳子さま人気でフォロワー急拡大“宮内庁のSNS展開”の今後 インスタに続きYouTubeチャンネルも開設、広報予算は10倍増
NEWSポストセブン
中居の女性トラブルで窮地に追いやられているフジテレビ
「スイートルームで約38万円」「すし代で1万5235円」フジテレビ編成幹部の“経費精算”で判明した中居正広氏とX子さんの「業務上の関係」 
NEWSポストセブン
「岡田ゆい」の名義で活動していた女性
《成人向け動画配信で7800万円脱税》40歳女性被告は「夫と離婚してホテル暮らし」…それでも配信業をやめられない理由「事件後も月収600万円」
NEWSポストセブン
現在はニューヨークで生活を送る眞子さん
「サイズ選びにはちょっと違和感が…」小室眞子さん、渡米前後のファッションに大きな変化“ゆったりすぎるコート”を選んだ心変わり
NEWSポストセブン