日本ハムの監督に就任した新庄剛志ビッグボス(以下、BB)がド派手な服装と引きのある言動で、連日スポーツ紙やネット上を賑わせている。
日本球界歴代5位の通算525本塁打を放った清原和博氏(元西武、巨人、オリックス)が自身のYouTubeチャンネルで新庄BBのファッションなどに苦言を呈したが、それでも自分のスタイルを変える様子はない。目立つ格好には、ある狙いが隠されているようだ。プロ野球担当記者が話す。
「かつてDeNAの観客動員数を伸ばし、閑古鳥の鳴いていた球場を満員にした中畑清・元監督は『文字だけの記事は読まれにくい。インパクトのある写真で目を引いて、ようやく本文を読んでくれる。良い写真があれば、扱いも大きくなる。だから、絵になるようなことをした』と話していました。
実際、就任1年目のキャンプ初日にインフルエンザを患って宿舎のベランダからグラウンドに向かって手を振った姿は、スポーツ紙の1面を飾るほど稀有な写真でした。キャンプと重なった2014年の冬季オリンピック中には、スキージャンプやカーリングなど各競技のマネをしていた。
中畑氏と同じように、新庄BBは監督就任会見から写真映えする格好をしている。これはまず写真で大きく取り上げてもらおうという意図があるように思います。自分が目立つことで、ファンを集める。そうすれば、選手は『見られている』という意識が強くなり、練習でも力の入り具合が変わってきますからね」(以下同)