小室眞子さんと圭さん夫妻が渡米してから2週間が経とうとしている。結婚時の記者会見で「心穏やかに過ごすことのできる環境で、あたたかい家庭を築いていきたい」と述べ、海外に拠点を置くことは自らの希望だったと明かした眞子さん。しかし、自由な生活を海外に求めた結果、日本以外のメディアからも注目されるようになった。皇室ジャーナリストが語る。
「小室夫妻がニューヨークに新居を移して以降、米月刊誌バイスが『普通に暮らしたいと言いながら、なぜ今でもVIP待遇?』と題した記事を出したり、そのほか地元紙も新居の家賃を報じたりするなど日々新しい情報が伝えられています」
中でも取材に力を入れているのが、英タブロイド紙のデイリー・メールだ。小室夫妻がニューヨークに到着した11月14日には、2人の新居について写真付きでいち早く報じた。さらに11月22日にはオンライン記事で、『日本のプリンセス・マコは、“ベッド、バスアンドビヨンド”店でタオルなどを買い、ニューヨークに到着してから1週間後に“庶民の”夫と生活をスタートさせたへルズキッチンに帰る途中で道に迷った』と題し、眞子さんが買い物する様子を店内に潜入して、動画付きで報道した。
これにはネット上でも、〈デイリー・メール容赦ないわ〉といった声があがっている。このデイリー・メールとは一体どんな新聞なのか。英王室に詳しい多賀幹子氏が解説する。
「イギリスの大衆紙としては、最も古く信頼性も高いメディアとして知られています。英王室だけではなくヨーロッパ王室などの話題も報じており、日本の皇室についても以前から丁寧に報じていました。読者層は『中級』階級のイギリス人が多く、小室夫妻についても『第二のヘンリー王子、メーガンさん』と言われており、高い関心があるのでしょう」
小室夫妻に関する記事への読者の反響は大きく、11月22日のオンライン記事には1000件以上のコメントが寄せられている。内容は〈彼女は疲れているように見える。1年以内には宮殿に走って帰るのでは〉〈ヘンリー王子とメーガンさんはさぞ、マコと知り合い、ランチに招きたいでしょう。英王室と日本の皇室の相違を話したりするでしょう〉といったものが多く、日本での反応と似た傾向が見受けられる。
多賀氏は、眞子さんの現状についてこう語る。
「デイリー・メールの記事で気になったのは、『a fish out of water』との文言です。『慣れない環境で戸惑っている』『水から出された魚が呼吸できないように苦しんでいる』という意味ですが、いかにも不慣れで危なっかしく見えたのでしょう。生き馬の目を抜く海外メディアの攻勢のなか、NYでの生活に適応するのは時間がかかると思われます」