12月3日、オリコンの『第18回 好きな女性アナウンサーランキング』が発表され、テレビ朝日の弘中綾香アナが3年連続1位に輝いた。今回のランキングには、今までと異なる傾向が読み取れるという。芸能記者が話す。
「ベストテンに入った中で、帯番組を担当していないのは7位の田中みな実と1位の弘中アナだけです。3位の徳島えりかアナは今春で朝の『ZIP!』の総合司会を降りましたが、今も夕方の『news every.』に週2で出ています。過去の1位は高島彩、中野美奈子、西尾由佳理、加藤綾子、水卜麻美、有働由美子と全て帯の情報番組やニュース番組のキャスターでした。弘中アナは入社以来、テレ朝で帯番組のキャスターを務めた経験がない。その中での3年連続1位は、テレビ界や女子アナの地殻変動を感じさせます」(以下同)
弘中アナの現在のレギュラーは『激レアさんを連れてきた。』、『ノブナカなんなん?』、『あざとくて何が悪いの?』と週1のバラエティばかり。『激レアさん』は深夜帯であり、『あざとくて何が悪いの?』は土曜21時55分からの30分番組。『ノブナカなんなん?』は今秋からゴールデン帯に昇格したが、それまでは土曜22時25分からの30分番組だった。
「特番での出演は多いですが、過去の1位や今回のベストテンと比べれば、テレビでの露出量は圧倒的に少ない。その中での3連覇は注目に値する。裏を返せば、テレビ以外の活動もキーポイントになっている」
弘中アナは雑誌『ダ・ヴィンチ』にて『アンクールな人生』を、情報サイト『Hanako.tokyo』で『弘中綾香の純度100%』を連載し、後者は単行本化もされている。
「テレ朝は女子アナを縛ることなく、他媒体でも自由に活動させている。このバックアップ体制も大きいと思いますね。女子アナを特別視したり、慎重に扱ったりする局もある中で、テレ朝は自局の宣伝になるからと制限を掛けない。弘中アナがフジサンケイグループのニッポン放送で『オードリーのオールナイトニッポン』のゲストに出演したり、自らパーソナリティを務めたりしたのも、テレ朝の度量の広さでしょう」
テレビ朝日の公式YouTubeチャンネル『動画、はじめてみました』の【弘中美活部】は再生回数150万に迫る動画もあり、弘中アナのインスタグラムはフォロワー107万人を超えている。
「SNSも効果的に活用していますよね。他の女子アナは主に自分の綺麗な写真、ロケや旅行で訪れた素敵な景色などをアップしている。しかし、弘中アナは半目の写真を何度も載せている。女子アナのイメージを逆手に取って、笑いを取っている。その中で、雑誌の表紙を飾った時の色気のある写真なども時折載せる。庶民的な一面と従来の女子アナ的な一面のギャップが同性にも惹かれる理由でしょう」
テレビだけでなく、SNSも効果的に使いこなしての3年連続1位。弘中アナの人気はまだまだ衰えそうにない。