かつての仲間たちは味方になってくれるかと思いきや、反応は冷たいものばかり──北海道日本ハムファイターズのビッグボスこと新庄剛志監督(49才)に対し、厳しい言葉を投げかけた清原和博氏(54才)だが、賛同の輪はまったく広がらず、孤立の色を深めている。
今オフの話題を独り占めしている新庄新監督。清原氏の発言は、新庄の就任会見を受けて飛び出したものだ。現役時代は派手なパフォーマンスで知られた新庄監督は、ワイン色のスーツにサングラス姿で就任会見に登場。これに清原氏が噛み付いた。
「新庄が日本ハムの新監督に就任することが判明した時、清原は『何をしでかすか分からない男』『エンターテイメントという部分で本当のプロ魂を期待しています』と、好意的な見方を示していました。しかし11月17日にYouTubeで公開された動画では、『(会見を見て)ちょっとイラっとしました』と、態度を一変。『プロ野球のOBたちは、みんな嫌な気分になっているのは間違いない』『ジャージを着ている男(新庄のこと)なんかに負けないでください』と、苦言を呈しました」(ネットニュース編集者)
清原氏と新庄監督は学年にして4つ違いで、一時は巨人と阪神のユニフォームを着て対戦した間柄。発言は同世代への辛口のエールと見ることも出来たが、周囲の反応は冷ややかだった。
「清原は2016年に薬物事件を起こし、球界からは一歩距離を置かれた身です。それに、清原は、現役時代にピアスを付けて試合に出場したり、引退後には上下白のスーツでキャンプに現れたりと、球界の暗黙のルールを破るような行動をしてきた。そんな彼が新庄に苦言を呈した時点で、『どの口が言う』との批判がありました。ファンからも賛同の声は少なく、ハッキリ“老害”と認定されたようなものです」(スポーツ紙記者)
清原氏は「プロ野球のOBたちは、みんな嫌な気分になっているのは間違いない」と語ったが、そのOBたちも嫌な気分になっているどころか、続々とエールを送っている。