テレビ朝日の弘中綾香アナ(30)が三連覇を達成した、オリコンの「第18回 好きな女性アナウンサーランキング」(12月3日発表)。今回のランキングについて、キー局幹部は「出身大学の傾向が見て取れる」と話す。
「3位の徳島えりかアナ(33 ・日本テレビ)、5位の大下容子アナ(51・ テレビ朝日)、6位の岩田絵里奈アナ(26・ 日本テレビ)と、弘中アナを含めて上位に慶応大学出身者が固まりました。改めて女子アナと慶応ブランドの親和性を実感しましたね」
かねてから慶応大学のミスコンは「女子アナへの登竜門」と呼ばれ、慶応を頂点に、青山学院、立教、上智といった大学から人気アナが輩出されてきた。女子アナランキングにも長年それが反映されてきたが、「3年以内にこの勢力図がガラリと変わる可能性がある」と語るのは、女子アナ評論家の丸山大次郎氏だ。今回のランキングでトップ10に一人も入らなかった「早稲田大学出身アナ」が、これから躍進しそうだというのだ。
「現在、各局の次期エースアナと呼ばれる逸材は、驚くほどワセジョ(早稲田女子)が多いんです。フジでは『S-PARK』のMCで“夜の顔”を務める宮司愛海アナ(30)を始め、『ノンストップ!』MCの三上真奈アナ(32)、『プライムオンラインTODAY』MCの宮澤智アナ(31)、『めざましテレビ』キャスターの鈴木唯アナ(27)、そして今年4月に鳴り物入りで入社した元女流棋士の竹俣紅アナ(23)がいます。
日テレでは『ヒルナンデス!』MCの滝菜月アナ(28)や元乃木坂46メンバーの市來玲奈アナ(25)、『ZIP!』キャスターで先日、佐藤義朗(36)アナとの“番組内交際”が報じられた石川みなみアナ(25)が早稲田卒。いずれも次世代を担うポジションにいます」
テレ朝では『グッド!モーニング』キャスターの山本雪乃アナ(30)や、『HIGH☆FIVE』MCの佐藤ちひろアナ(23)がワセジョだ。系列の朝日放送所属で、『芸能人格付けチェック』の3代目格付けアナを務めるなど「日本一有名な地方局アナ」の呼び名を持つヒロド歩美アナ(30)もやはりワセジョ。丸山氏が語る。
「慶応出身の王道アナに比べて、とんがった個性が多い印象です。報道、スポーツ、情報番組とジャンルはバラバラですが、小さくまとまっていない。それから早稲田のカラーもあるのか、キラキラして華やかというより、実直で打たれ強いイメージがある。いまは視聴者が番組ごとに細分化しており、局側も個性派のアナを重用する傾向があります。その時流にワセジョアナがうまく合致したのでしょう。今後この流れは加速すると思います」
女子アナ界の早慶戦、今後の展開はどうなる。