美智子さまにとって、2021年の年末は例年にも増してお喜びが重なった。かわいい孫の愛子さまが20才の節目を迎えられた。コロナ禍で人に会うのも憚られるなか、58才の誕生日を迎えられた雅子さまに直接お祝いのメッセージを伝えられた。そして、12月23日には上皇陛下が米寿を迎えられる。
上皇陛下の退位からはや2年半。“次の世代”に任せたはずの皇室は足元から揺らぎ、美智子さまを大いに悩ませている。懸案は、ご立派に成人された愛子さまを擁する天皇家とは正反対といってもいい、秋篠宮家の分裂──。
小室眞子さんが結婚、渡米してから1か月が過ぎた。夫の小室圭さんは、ニューヨーク州の司法試験に不合格だったため、年収600万円ほどといわれる法務助手として法律事務所に勤務している。
「本人たちは新婚生活を謳歌しているようですが、禍根はあまりに大きい。文書を読み上げるだけの一方的な結婚会見で“逃げ切り婚”を果たした小室夫妻への国民の疑問は、いまだくすぶり続けています。その小室夫妻を一貫して庇い続け、結婚時には一部の国民の声を“誤った情報”“誹謗中傷”などと、切って捨てられた佳子さまへの落胆の声も聞こえてきます」(皇室記者)
宮内庁は小室夫妻の結婚と渡米をもって幕引きとしたかったはずだ。ところが、11月30日の誕生日に際しての会見での秋篠宮さまのお言葉が、さらに物議を醸すこととなった。
「小室さんとの面会の印象を聞かれ、“(20分程度だったので)特に私にはありませんでした”とバッサリ。それどころか、小室さんのことを“娘の夫”と呼ばれ、決して名前を口にされることはありませんでした。長女の結婚相手に向けられた言葉とは思えないほどの素っ気なさでした」(前出・皇室記者)
かねて、小室さんへの不信感を募らせていたという秋篠宮さま。結婚にゴーサインを出されるきっかけとなった、小室さんの「司法試験合格の手応え」が一転、不合格だったことへの煮え切らない思いもおありだったのだろう。
「結婚が成立した以上、幸せを願うお気持ちが聞かれると思っていたのに、出てきたのは怒りにも似たお言葉でした。秋篠宮さまは溜飲を下げられたかもしれませんが、特に小室夫妻の“味方”だった佳子さまはご両親への反発の気持ちを強くされているといいます」(宮内庁関係者)
秋篠宮家へ向けられる視線が一層厳しくなるなか、現在、お茶の水女子大学附属中学校3年生で、多感な時期を過ごされている悠仁さまにも少なからぬ影響があったようだ。
「悠仁さまは、荒々しい言動が目立つと聞きます。紀子さまに対する物言いは顕著なもので、ささいな言い間違いを繰り返し指摘し、職員のいる前で面罵されることがあるそうです。紀子さまは黙り込まれてしまうといいます」(別の宮内庁関係者)