黒いAラインのコートにブラウンのハットをかぶった女性は、シンガーソングライターの竹内まりや(66才)。帽子を片手に機嫌よく関係者に頭を下げるのは、夫のシンガーソングライター山下達郎(68才)だ。11月中旬、東京・新国立劇場で開催された、作曲家の故・服部克久氏のコンサートに夫婦でゲスト出演。そこから帰る瞬間だった。
「この日は2020年6月に亡くなった服部さんの功績を称えるコンサートで、夫婦ともに長年の親交があった山下さんと竹内さんが初日にゲストで登場しました」(レコード会社関係者)
山下と竹内の共演は年に1~2度ほど。
「基本的には、サプライズで山下さんのライブのコーラスにこっそり竹内さんが潜んでいたり、竹内さんのライブのバックバンドに山下さんが参加していたり……でも今回は事前にふたりの共演が発表されていたので、心待ちにしていたファンがたくさんいました」(前出・レコード会社関係者)
お互いがラジオやライブで、相手の話を披露し合う──そんなふたりの私生活を共有するのが、山下&竹内夫妻ファンの楽しみの1つともいえるが、2021年はいつにも増して、プライベートが明かされた。11月3日には、TOKYO FMで竹内のラジオ特番が放送されて、山下がゲスト出演。
「そこでは、おふたりの結婚式の入場曲が明かされたり、達郎さんがプロデュースした竹内さんの1984年の楽曲『プラスティック・ラヴ』の制作エピソードが披露されました」(音楽関係者)
また、山下のラジオ『サンデー・ソングブック』には2021年も恒例企画として、竹内が12月19日、26日に出演する。ふたりは結婚生活39年。一部では、山下が知人に「卒婚ってどう思う?」と聞いたという情報が流れたり、DVDに収録されたインタビューで、竹内が夫について「大親友なんです」と発言していたことが重なり、「すわ本当に卒婚?」などと話題にもなった。
「長い年月一緒にいれば夫婦の形も変化していくのでしょう。夫婦関係において新たに大事なものに気づいたりしながら、その絆がさらに深まっているように見えます」(前出・レコード会社関係者)
日本の音楽界にとっても、まだまだ名曲を生み続けてほしい夫婦である。
※女性セブン2022年1月6・13日号