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追悼2021・女性編 瀬戸内寂聴さん、橋田壽賀子さん…日本が愛した女性たち

もうあの人に会えない(撮影/太田真三)

もうあの人に会えない(撮影/太田真三)

 その笑顔に、その言葉に、その物語に、私たちは励まされ続けてきた。ニッポンが愛した女性たちは、永遠に私たちを見つめ続けてくれるはずだ。2021年にこの世を去った彼女たちについて振り返る。

●小野清子さん 体操選手・参議院議員 3月13日死去 享年85

小野清子さん 体操選手・参議院議員 3月13日死去 享年85(写真/共同通信社)

小野清子さん 体操選手・参議院議員 3月13日死去 享年85(写真/共同通信社)

 1964年、東京五輪の体操女子団体で銅メダル。1986年、参院選に自民党から出馬しメダリスト初の国会議員に。中曽根派に所属。サッカーくじ法の成立に尽力し、日本オリンピック委員会の副会長も務めた。

●朝比奈順子さん 女優 3月30日死去 享年67

 宝塚歌劇団を経て、特撮ドラマ『ウルトラマンA』などで活躍。1981年に日活ロマンポルノ『女教師のめざめ』に主演して人気を集め、1989年にはNHK大河ドラマ『春日局』に出演。2時間ドラマでも活躍した。

●橋田壽賀子さん 脚本家 4月4日死去 享年95

橋田壽賀子さん 脚本家 4月4日死去 享年95(撮影/太田真三)

橋田壽賀子さん 脚本家 4月4日死去 享年95(撮影/太田真三)

 松竹の脚本部で研鑽を積み、34歳でフリーに。1983年、『おしん』で日本テレビドラマ史上最高の視聴率62.9%を獲得。『おんな太閤記』『春日局』『渡る世間は鬼ばかり』など、ヒット作多数。

「橋田さん脚本のNHK大河ドラマ『おんな太閤記』に出演させていただきました。麹町のお家にキャスト全員を呼んでくださり、賑やかに食事を楽しんだこともありました。とても温かい方で、「演技良かったわ」と褒められたことは忘れられません。僕の役者としての一面を開花させてくれた恩人です。橋田さんが今の時代をどう描くか見たかったです」(タレント・せんだみつお)

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