過去の“障害者いじめ”が発覚し、7月19日に五輪開会式の作曲担当を辞任した小山田圭吾(52)。出演予定だった音楽ライブや楽曲担当を務めていた『デザインあ』などの番組は全て休止。表舞台から姿を消したが、ここにきて動きがあった。小山田が所属するバンド『METAFIVE(メタファイブ)』から、辞任直後の7月26日に撮影されたライブ映像が、11月にひっそり配信されていた。
「11月20日から4日間にわたって配信されました。7月26日は本来有観客の自主ライブが予定されていたのですが、騒動の影響で中止となっていた。映像は無観客のものとなっており、“幻のライブ映像だ”とファンの間で大いに盛り上がりました。
配信ライブのチケットには、8月に発売が中止になったアルバム『METAATEM』の入手特典も付属されていた(12月下旬に配布予定)。9月上旬の『週刊文春』の取材では今後の活動について“本当に白紙です”と答えていましたが、“そろそろ時効”という判断なのでしょう」(芸能関係者)
METAFIVEのレーベル会社であるワーナーミュージック・ジャパンに聞くと、「現在METAFIVEは取材を控えさせていただいております」とのことだった。
ライブでの小山田氏の様子はどうだったのか。
「青を基調とした衣装に身を包み、いつも通りうつむきながら淡々とプレーしていました。MC部分も、小山田が言葉を発する機会はなかった。
いつもと違った点を挙げるとすれば、帽子を被っていなかったこと。小山田といえば90年代のファッションリーダー的存在で、ハットを被ってギターを弾くのがひとつのスタイルだった。彼なりの“謝意”の表われだったのかもしれません」(配信を見た芸能関係者)
謹慎の解除は、予想以上に早かった。
※週刊ポスト2022年1月1・7日号