芸能

松田聖子、沙也加さんに願った「一番の親孝行」 愛娘への想いとは

松田聖子はこのとき38歳で沙也加さんは13歳(2002年撮影)

松田聖子はこのとき38歳で沙也加さんは13歳(2002年撮影)

 歌手・松田聖子(59)は、1985年に俳優・神田正輝(70)と結婚し、1986年10月に長女・沙也加さんを出産した。聖子がトップアイドルのまま結婚・出産を経たことは芸能史において革命とも言える出来事で、「ママドル」という新語まで生み出した。

 1997年にリリースした『私だけの天使〜Angel〜』の歌詞は、聖子が愛娘である沙也加さんを想って書いたものだ。「天使」「宝物」「生きがい」と娘への愛情を歌う同楽曲のシングルのジャケットには、聖子と沙也加さん、母娘で繋いだ手の写真があしらわれていた。しかし12月18日、娘は母より先に短い生涯を終える。12月21日、聖子は北海道・札幌市内の斎場で沙也加さんと無言の対面をし、沙也加さんは荼毘に付された。

 聖子にとって唯一の娘・沙也加さんの逝去はあまりにも早すぎる別れだった。聖子と沙也加さんが自ら答えたインタビューの内容から、母と娘の「絆」を紐解いていく。

優しくてちょっと厳しい普通のお母さん

 まずは沙也加さんが8歳のころに行われたインタビューを振り返る。日本を代表するアイドル歌手である“聖子ちゃん”も、小学生の娘にとっては、優しくてちょっと厳しい普通のお母さんだったようだ。

〈(沙也加ちゃんのお弁当は)変わらないですねえ。相変わらず卵焼きとかウインナー、アンパンマンのハンバーグ。(中略)お弁当に関してはいろいろいいますからねえ。『またピーマン入れるの』とか。『だったら持っていくのやめなさい』って。私、厳しいんです。まあ、リクエストも聞きますけど、基本的に“あれ作って”じゃなくて、“作ったものを持っていきなさい”のほうですから〉(『JUNON』1994年12月)

〈(『母してる』と思う瞬間は)朝お弁当を作ってるときと、学校から帰ってきてもなかなか宿題や勉強をしなくて『まったくもう』って怒ってるときかなあ。でも、ときどき思うんです。これって、私が小さいころに母にいわれたのと同じだわって〉(同前)

 このインタビューで聖子は、インタビュアーから何気なく出た「セーラームーンソーセージ」という言葉にすかさず「そんなのあるの? どこに売ってるの?」と反応する場面もあり、娘の笑顔が見たい母親としての素顔を感じさせる。

関連記事

トピックス

4月24日発売の『週刊文春』で、“二股交際疑惑”を報じられた女優・永野芽郁
【ギリギリセーフの可能性も】不倫報道・永野芽郁と田中圭のCMクライアント企業は横並びで「様子見」…NTTコミュニケーションズほか寄せられた「見解」
NEWSポストセブン
「みどりの式典」に出席された天皇皇后両陛下(2025年4月25日、撮影/JMPA)
《「みどりの式典」ご出席》皇后雅子さま、緑と白のバイカラーコーデ 1年前にもお召しのサステナファッション
主張が食い違う折田楓社長と斎藤元彦知事(時事通信フォト)
【斎藤元彦知事の「公選法違反」疑惑】「merchu」折田楓社長がガサ入れ後もひっそり続けていた“仕事” 広島市の担当者「『仕事できるのかな』と気になっていましたが」
NEWSポストセブン
ミニから美脚が飛び出す深田恭子
《半同棲ライフの実態》深田恭子の新恋人“茶髪にピアスのテレビマン”が匂わせから一転、SNSを削除した理由「彼なりに覚悟を示した」
NEWSポストセブン
保育士の行仕由佳さん(35)とプロボクサーだった佐藤蓮真容疑者(21)の関係とはいったい──(本人SNSより)
《宮城・保育士死体遺棄》「亡くなった女性とは“親しい仲”だと聞いていました」行仕由佳さんとプロボクサー・佐藤蓮真容疑者(21)の“意外な関係性”
NEWSポストセブン
卵子凍結を考える人も増えているという(写真:イメージマート)
《凍結卵子の使用率1割弱の衝撃》それでも「高いお金を払って凍結したのに、もったいない」と後悔する人は“皆無”のワケとは《増加する卵子凍結の実態》
NEWSポストセブン
過去のセクハラが報じられた石橋貴明
とんねるず・石橋貴明 恒例の人気特番が消滅危機のなか「がん闘病」を支える女性
週刊ポスト
女優の広末涼子容疑者が傷害容疑で現行犯逮捕された(写真は2019年)
《広末涼子逮捕のウラで…》元夫キャンドル氏が指摘した“プレッシャーで心が豹変” ファンクラブ会員の伸びは鈍化、“バトン”受け継いだ鳥羽氏は沈黙貫く
NEWSポストセブン
大谷翔平(左)異次元の活躍を支える妻・真美子さん(時事通信フォト)
《第一子出産直前にはゆったり服で》大谷翔平の妻・真美子さんの“最強妻”伝説 料理はプロ級で優しくて誠実な“愛されキャラ”
週刊ポスト
「すき家」のCMキャラクターを長年務める石原さとみ(右/時事通信フォト)
「すき家」ネズミ混入騒動前に石原さとみ出演CMに“異変” 広報担当が明かした“削除の理由”とは 新作CM「ナポリタン牛丼」で“復活”も
NEWSポストセブン
万博で活躍する藤原紀香(時事通信フォト)
《藤原紀香、着物姿で万博お出迎え》「シーンに合わせて着こなし変える」和装のこだわり、愛之助と迎えた晴れ舞台
NEWSポストセブン
川崎
“トリプルボギー不倫”川崎春花が復帰で「頑張れ!」と声援も そのウラで下部ツアー挑戦中の「妻」に異変
NEWSポストセブン