2022年春をもって退社することが報じられたフジテレビの久慈暁子アナウンサー(27)。2017年4月にフジテレビに入社した久慈アナは、女性ファッション誌『non-no』の元専属モデルという華々しい経歴の持ち主で、フジテレビ伝統の『パンシリーズ』の10代目にも抜てきされ、“ポスト・カトパン”と期待をかけられるエース候補だった。
しかし、まだキャリアの浅いうちから注目を浴びるのは、本人にとって不幸なことだったのかもしれない。2018年2月、久慈アナは『めざましテレビ』のスポーツキャスターとして、平昌五輪で連覇を達成した男子フィギュアスケートの羽生結弦選手に「オリンピックでご自身の競技以外で印象に残っていることは? 観戦したほかの競技や、おいしかった料理など教えていただけたらうれしいです」と質問。羽生選手を「おいしかった料理については省きます。食に興味がなさすぎて……」と苦笑いさせてしまい、ネット上で〈観光じゃないんだから〉とプチ炎上してしまった。
その後もなかなかブレイクしきれず、2021年3月に『めざましテレビ』のメインキャスターに起用されたのは、後輩である井上清華アナ(26)だった。さらにSNSでのステマ疑惑まで持ち上がり、同6月には〈この度は報道された件に関しまして、深く反省しております〉とInstagramで謝罪した。
とはいえ、現在は『めざましどようび』、『めざまし8』(火曜日)、『お笑い向上委員会』を担当し、エース路線は外れたとしても順調にキャリアを積み重ねていた。
そうした中での独立。局アナとしての活動が5年にも満たないなかでのフリー転身とは大胆な決断だ。今が勝負と決意したということか。女子アナ評論家の丸山大次郎氏は、「なかなか厳しい道かもしれません」と指摘する。