本年が、皆さんにとって、明るい希望と夢を持って歩みを進めていくことのできるよい年となることを、心から願っています──天皇陛下は新年にあたってのビデオメッセージでそう述べられた。昨年には、ご長女の愛子さまが成年され、姪の眞子さんは皇室を離れた。
愛子さまのご成年、眞子さんの結婚という大きな変化のあった令和3年が終わりを告げ、新たな一年が始まった。1月1日、天皇陛下は朝5時30分からの「四方拝の儀」に始まり、119の国などの大使との挨拶など数々の祝賀儀式に臨まれたが、お疲れの表情を見せることは一切なかった。
年始めに両陛下が三権の長、日本に駐在する外国の大使などから新年のお祝いを受ける儀式「新年祝賀の儀」は今年も規模を縮小して、皇居・宮殿で行われた。女性皇族は新型コロナの感染状況に鑑み、ティアラの着用を控えられた。愛子さまは成年皇族の「初公務」として参列。正装のローブ・デコルテ姿をお披露目された。
新型コロナの感染拡大の影響で今年も新年の一般参賀が中止となり、国民に向けビデオメッセージを寄せられた両陛下。「わが国、そして世界の人々の幸せと平和を祈ります」と陛下はお言葉を述べられ、終盤で雅子さまは「皆様にとって少しでも穏やかで、実り豊かな年となりますよう、心からお祈りしております」と述べられた。
新年にあわせて公開された秋篠宮ご一家の写真は、ご家族4人でおさまった。昨年結婚した眞子さんのいない初めての新年となった。
これからも皇族方は国民を見守ってくださることだろう。
※女性セブン2022年1月20・27日号