ライフ

続く喉の渇き、手指のしびれ… 放っておくと危ない「重病サイン」の数々

2013年に脳梗塞を患った元テレビ東京アナウンサーの大橋未歩さんにも“ある異変”が…(時事通信フォト)

2013年に脳梗塞を患った元テレビ東京アナウンサーの大橋未歩さんにも“ある異変”が…(時事通信フォト)

 身体にちょっとした不調、そのわずかな異変があなたの命を左右するかもしれない。放置してはいけない身体の“SOSサイン”を解説していく。

 俳優・歌手として活動するブラザートムさん(65)は、50歳だった2006年4月、心筋梗塞で緊急入院した。発症前、身体にはこんな“兆候”があったという。

「酒を飲んでもぜんっぜん酔わなくなって『変だなー』と思っていたら、急に肩がめちゃくちゃこり始めたんです。続けて歯、目、頭、顎とあちこちが痛み、鎮痛剤で誤魔化していました。

 それから半年くらい経ったある日、朝まで飲んで家に帰ろうとした時、歩いていて突然動けなくなった。落とした袋を拾おうとしても、手がしびれてどうしようもない。しかも胸にまで鋭い痛みが出て、体がぎゅっと前に丸まって動けなくなっちゃったんです。5分くらい痛みとしびれで呆然として、立ち尽くしていました」

 その翌日、受診した近所の病院から都内の大学病院に緊急搬送され、「心筋梗塞」の診断を受けた。2週間の入院、投薬治療で事なきを得たが、「もう二度とあんな思いはしたくない」という。

『放っておくとこわい症状大全』(ダイヤモンド社)の著者で、秋津医院院長の秋津壽男医師(総合内科専門医)が解説する。

「心筋梗塞により冠動脈が詰まると、身体に痛みが生じることがあります。胸の痛みではなく、特に左半身の痛みとして脳に伝わって、左の肩や顎などが急に痛むことがあるのです」

 ブラザートムさんのように身体に現われた小さな不調が、「重病のサイン」だったというケースは少なくない。秋津医師はこう言う。

「私は22年ほどでのべ20万人以上の患者さんを診ていますが、一見それほどでもない症状でも、実は重病の予兆だったと感じることは多いです」

 本誌は秋津医師監修のもと、身体のさまざまな部位に現われる“異変”で疑われる病気を、別掲の表に示した。

関連キーワード

関連記事

トピックス

悠仁さまが大学内で撮影された写真や動画が“中国版インスタ”に多数投稿されている事態に(撮影/JMPA)
筑波大学に進学された悠仁さま、構内で撮影された写真や動画が“中国版インスタ”に多数投稿「皇室制度の根幹を揺るがす事態に発展しかねない」の指摘も
女性セブン
奈良公園と観光客が戯れる様子を投稿したショート動画が物議に(TikTokより、現在は削除ずみ)
《シカに目がいかない》奈良公園で女性観光客がしゃがむ姿などをアップ…投稿内容に物議「露出系とは違う」「無断公開では」
NEWSポストセブン
ショーンK氏が千葉県君津市で講演会を開くという(かずさFM公式サイトより)
《ショーンKの現在を直撃》フード付きパーカー姿で向かった雑居ビルには「日焼けサロン」「占い」…本人は「私は愛する人間たちと幸せに生きているだけなんです」
NEWSポストセブン
気になる「継投策」(時事通信フォト)
阪神・藤川球児監督に浮上した“継投ベタ”問題 「守護神出身ゆえの焦り」「“炎の10連投”の成功体験」の弊害を指摘するOBも
週刊ポスト
長女が誕生した大谷と真美子さん(アフロ)
《大谷翔平に長女が誕生》真美子さん「出産目前」に1人で訪れた場所 「ゆったり服」で大谷の白ポルシェに乗って
NEWSポストセブン
3月末でNHKを退社し、フリーとなった中川安奈アナ(インスタグラムより)
《“元カレ写真並べる”が注目》元NHK中川安奈アナ、“送別会なし”に「NHK冷たい」の声も それでもNHKの判断が「賢明」と言えるテレビ業界のリスク事情
NEWSポストセブン
九谷焼の窯元「錦山窯」を訪ねられた佳子さま(2025年4月、石川県・小松市。撮影/JMPA)
佳子さまが被災地訪問で見せられた“紀子さま風スーツ”の着こなし 「襟なし×スカート」の淡色セットアップ 
NEWSポストセブン
第一子出産に向け準備を進める真美子さん
【ベビー誕生の大谷翔平・真美子さんに大きな試練】出産後のドジャースは遠征だらけ「真美子さんが孤独を感じ、すれ違いになる懸念」指摘する声
女性セブン
『続・続・最後から二番目の恋』でW主演を務める中井貴一と小泉今日子
なぜ11年ぶり続編『続・続・最後から二番目の恋』は好発進できたのか 小泉今日子と中井貴一、月9ドラマ30年ぶりW主演の“因縁と信頼” 
NEWSポストセブン
公然わいせつで摘発された大阪のストリップ「東洋ショー劇場」が営業再開(右・Instagramより)
《大阪万博・浄化作戦の裏で…》摘発されたストリップ「天満東洋ショー劇場」が“はいてないように見えるパンツ”で対策 地元は「ストリップは芸術。『劇場を守る会』結成」
NEWSポストセブン
同僚に薬物を持ったとして元琉球放送アナウンサーの大坪彩織被告が逮捕された(時事通信フォト/HPより(現在は削除済み)
同僚アナに薬を盛った沖縄の大坪彩織元アナ(24)の“執念深い犯行” 地元メディア関係者が「“ちむひじるぅ(冷たい)”なん じゃないか」と呟いたワケ《傷害罪で起訴》
NEWSポストセブン
中村七之助の熱愛が発覚
《結婚願望ナシの中村七之助がゴールイン》ナンバーワン元芸妓との入籍を決断した背景に“実母の終活”
NEWSポストセブン