浅田真央の「最大のライバル」として日本でも注目された元女子フィギュアスケート選手のキム・ヨナ(31)。母国・韓国では“国民の妹”と呼ばれ、空前のフィギュアスケートブームをもたらした。だが、現役時代は浅田とのライバル関係がメディアを賑わし、引退後はソチ五輪の順位が不服だとして韓国スケート連盟が国際スケート連盟を提訴するなど(後に棄却)、国を巻き込む騒動の“渦中の人物”となってきた。
そんな彼女は今、経営者としての道を歩み始めているという。韓国スポーツ団体関係者はこう語る。
「ヨナはプロスケーターとしてアイスショーなどに出演するかたわら、母親が運営するマネージメント会社の理事に名を連ねています。将来的にはヨナがこのビジネスを引き継ぐとされています。
今はスポーツブランドのイメージモデルを務めたりCMに出演しているヨナの知名度を活かして、スポーツ選手とマネージメント契約を結んでいるといい、2021年の東京五輪にも出場した韓国水泳界のホープであるファン・ソンウ選手(18)のマネージメントもしている。ヨナも会社の評判をさらに上げるためにボランティア活動などに積極的に参加しています。
すでに韓国財界からも一目置かれているといい、ヨナの会社と組みたいと言っているスポーツ団体も多い。今、ヨナは母親の隣で経営を学んでいるところだそうです」
「国民の妹」から「国民の女社長」へ。
※週刊ポスト2022年1月14・21日号