芸能

結婚発表の小阪由佳が起業 過去活かし「芸能人のメンタルコーチ」に

 
11日に婚姻届を提出した小阪由佳さんと栩原楽人さん(写真は本人提供)

11日に婚姻届を提出した小阪由佳さんと栩原楽人さん(写真は本人提供)

 SNSで結婚することを明らかにした元グラビアアイドルの小阪由佳さん(36)が1月11日、ドラマ『仮面ライダー響鬼』(テレビ朝日系)などに出演していた元俳優の栩原楽人さん(32)と入籍した。11日は、一粒の籾が万倍にも実る稲穂になるという意味がある「一粒万倍日」と呼ばれるめでたい日。小阪さんは「一粒万倍日は何かを始めるタイミングとして最も良い日と聞いてこの日に決めました」という。

 そして小阪さん本人によれば、この日はもうひとつめでたい出来事があったという。それは「起業」だ。

 小阪さんは入籍と同時に「新規事業」を立ち上げ、11日に自らが代表取締役社長を務める会社「チアリード」の公式ホームページをオープンした。この会社の業務内容は主にタレントやタレントを目指す人たちの「メンタルコーチ」と「キャリア支援」だ。

 本格的に事業として立ち上げる決断をした背景には、タレント時代に経験した「つらい過去」がある。小阪さんは高校3年生の時に芸能界入りし、「ミスマガジン2004」でグランプリを受賞。売れっ子タレントとしてほとんど休みのない日々を送るが、次第に芸能界と距離を置きたいと考えるようになり2009年に引退。翌年2月には激太りした姿でライブに登場し世間を騒がせ、以後「お騒がせグラドル」などと呼ばれてきた。

 そんな小阪さんが新規事業を始めた理由を語る。

「私の良いところでも悪いところでもあるのですが、『過去の経験は必ず活かす』と決めているんです。タレント人生を振り返るとそれなりに色々とあったので(笑)、その経験を『過去は過去』と割り切ることはできませんでした。今はもう過去のことは肯定していますが、なかったことにはできない。お騒がせした当時、周りの人に言われるがままに目立つことが目的で激太りしたり、本当に情緒不安定な時期がありました。私は、『その時の自分を助けてあげたい』という思いで、メンタルコーチの仕事を始めたんです」

 2020年に新型コロナウイルスが流行し、芸能界は大きな影響を受けた。舞台を中心に活動するアイドルや俳優などは決まっていた仕事が相次いでキャンセルに。小阪さんは共通の知人を介してそうした悩めるタレントたちを紹介され、アドバイスしてきたのだという。

「タレントはオーディションなどで常に『人から評価される仕事』です。高評価を得られれば嬉しいですが、上手くいかない時はメンタル的に耐えられないことも多い。それに芸能界は孤立しがちな世界で、なかなか相談できる人はいません。マネージャーさんは頼りになりますが、仕事を取ってきてくれる人なので、『もっと自分を売り込んでほしい』とか、『こうゆう仕事はしたくない』とは言いにくいのも現実です。私はそうした子たちにとって、『何でも言えるマネージャー』のような存在になりたいと思っています」(小阪さん)

新事業は「夫も後押ししてくれた」

 これまでに相談を受けたタレントたちと話すなかで、小阪さんはある“共通点”に気づいたという。

関連キーワード

関連記事

トピックス

田村瑠奈被告(右)と父の修被告
「ハイターで指紋は消せる?」田村瑠奈被告(30)の父が公判で語った「漂白剤の使い道」【ススキノ首切断事件裁判】
週刊ポスト
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
暴力団幹部たちが熱心に取り組む若見えの工夫 ネイルサロンに通い、にんにく注射も 「プラセンタ注射はみんな打ってる」
NEWSポストセブン
10月には10年ぶりとなるオリジナルアルバム『Precious Days』をリリースした竹内まりや
《結婚42周年》竹内まりや、夫・山下達郎とのあまりにも深い絆 「結婚は今世で12回目」夫婦の結びつきは“魂レベル”
女性セブン
騒動の発端となっているイギリス人女性(SNSより)
「父親と息子の両方と…」「タダで行為できます」で世界を騒がすイギリス人女性(25)の生い立ち 過激配信をサポートする元夫の存在
NEWSポストセブン
宇宙飛行士で京都大学大学院総合生存学館(思修館)特定教授の土井隆雄氏
《アポロ11号月面着陸から55年》宇宙飛行士・土井隆雄さんが語る、人類が再び月を目指す意義 「地球の外に活動領域を広げていくことは、人類の進歩にとって必然」
週刊ポスト
九州場所
九州場所「溜席の着物美人」の次は「浴衣地ワンピース女性」が続々 「四股名の入った服は応援タオル代わりになる」と桟敷で他にも2人が着用していた
NEWSポストセブン
初のフレンチコースの販売を開始した「ガスト」
《ガスト初のフレンチコースを販売》匿名の現役スタッフが明かした現場の混乱「やることは増えたが、時給は変わらず…」「土日の混雑が心配」
NEWSポストセブン
希代の名優として親しまれた西田敏行さん
《故郷・福島に埋葬してほしい》西田敏行さん、体に埋め込んでいた金属だらけだった遺骨 満身創痍でも堅忍して追求し続けた俳優業
女性セブン
佐々木朗希のメジャーでの活躍は待ち遠しいが……(時事通信フォト)
【ロッテファンの怒りに球団が回答】佐々木朗希のポスティング発表翌日の“自動課金”物議を醸す「ファンクラブ継続更新締め切り」騒動にどう答えるか
NEWSポストセブン
越前谷真将(まさよし)容疑者(49)
《“顔面ヘビタトゥー男”がコンビニ強盗》「割と優しい」「穏やかな人」近隣住民が明かした容疑者の素顔、朝の挨拶は「おあようございあす」
NEWSポストセブン
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
天皇陛下にとって百合子さまは大叔母にあたる(2024年11月、東京・港区。撮影/JMPA)
三笠宮妃百合子さまのご逝去に心を痛められ…天皇皇后両陛下と愛子さまが三笠宮邸を弔問
女性セブン