元テレビ東京で現在はフリーの大橋未歩アナ(43)が時代劇で「女優デビュー」を果たした。大橋が出演したのは1月9日に放送された東山紀之(55)主演の人気時代劇シリーズ『必殺仕事人』(テレビ朝日系)の初回。演じたのは武士の夫を口封じのために殺され、悲しみにくれる妻役だ。
自身の演技に手応えを感じたのか、大橋アナは放送前日のインスタグラムに自虐を交えてこんな投稿をした。
〈1つだけ自信があるのが「やつれ」 メイクさんに「唇もカサカサでよし! 目の下のクマも隠さないでいきましょう」と言っていただき 悲嘆に暮れる「やつれ」は素の姿でだいたいまかなえたということでしょうか笑 自分の「老い」が仕事で肯定されるのは人生の歩みそのものを肯定されている気がしてとても有り難く嬉しかったです〉
放送を観た民放ディレクターはこう評価する。
「夫を殺されるという複雑な役でしたが、離婚と再婚を経験した大橋さんだからこそ悲しみにリアリティーがあった。自身のやつれや老いまで魅せるというのは、並の新人女優にできることではありません」
芸能評論家の三杉武氏は、大橋アナの女優業に新たな可能性を見る。
「田中みな実アナ(35)や宇垣美里アナ(30)のように女優業に力を入れる女子アナが増えてきていますが、みな最初はイメージ通りの華やかな役が当てられるなか、大橋アナは真逆の暗い役でデビューしました。
しかも、『時代劇』という、ライバルたちと差別化が図れるジャンルとは目の付け所がいい。インスタで『老い』に言及したのも、他の女子アナとは違う渋さを出していきたいという意思表示でしょう。今回の演技の評判もいいですし、今後は女優オファーも増えていくのでは」
女優・大橋未歩に夢中!
※週刊ポスト2022年1月28日号