高校受験シーズンが本格的に始まった。特に競争の激しい東京では、1月中旬から私立高の推薦入試がスタート。2月に入れば私立高の一般入試、さらに都立高の試験が控える。多くの中学3年生が志望校への合格を勝ち取り、サクラを咲かせるべく、正念場を迎えている。
秋篠宮家の長男・悠仁さまも、宮邸で過ごされる時間の多くを勉強に充てられているという。悠仁さまは現在、お茶の水女子大学附属中学の3年生。附属高は女子校のため「受験」が必要なお立場だ。昨年11月、秋篠宮さまは誕生日会見で次のように明かされていた。
「どの中学3年生もそうなのでしょうけれども、1年前と比べると机に向かっている時間が格段に長くなっているんですね」
だが、世間でいう「受験勉強」とは少しばかり毛色が異なるようだ。
「1月7日の会見で、最近の悠仁さまのご様子を問われた皇嗣職大夫は“懸命に勉学に励まれている”と明かしました。しかし、記者から“受験勉強ですか?”と質問が飛ぶと、“進学に向けた勉強です”とわざわざ言い換えて、頑なに『受験』という言葉を避けたのです。
受験というと、多くの受験生が机を並べて一斉にテストを受ける筆記試験をイメージします。その言葉をあえて避けたのは、悠仁さまが一般的な“受験”を経ないで、高校へと進学する道筋が定まっていることの証左だったとみられています」(宮内庁関係者)
全国の受験生が一喜一憂を始めたのとほぼ同時期の1月中旬、筑波大学附属中学(筑附中)では、在籍する中学3年生たちの大きなターニングポイントがあった。
「同じく筑波大に附属する高校へエスカレーター式に進学できる生徒の選抜テストが行われました。結果と内申点などで評価され、約8割の生徒の内部進学が決定しました。一安心の生徒たちの関心はすでに、高校で“同級生”になるであろう相手へと移っているようです」(筑波関係者)
それこそが、悠仁さまだ。悠仁さまの高校進学を巡っては、多くの皇族方が学ばれてきた学習院高等科や、秋篠宮さまが客員教授を務められる東京農業大学の附属高校などが候補に挙げられてきた。その中でも有力視されたのが、名門国立高である筑波大学附属高校(筑附高)だ。
「生徒の自主性や創造性を尊重する校風で、偏差値は78。昨年度は29名が東大に合格した、都内屈指の進学校です。多くが附属中から進学することもあり、高校での募集人員はわずかばかりですが絶大な人気を誇る。合格難易度は日本でも有数の高さです」(進学塾関係者)
テニスコートをリニューアル
かねて、紀子さまは「悠仁さまを東大に」という悲願をお持ちだとされてきた。さらに、東京・文京区にある筑附高はお茶の水中の目と鼻の先にあり、悠仁さまが通学される際の警備体制を大きく見直す必要がないというメリットがある。昨年9月からは校舎の外壁全体に足場が組まれ、急ピッチで工事が進められている。
「校舎が老朽化し、長年雨漏りなどに悩まされていたのですが、この機会に大規模な修繕が行われています。トイレやロッカーなども新調されました。よりセキュリティーが高まる工夫もされたようです。
ほかにも、テニスコートとバスケットコートが約30年ぶりにリニューアルしました。テニスは皇族方が親しまれてきたスポーツの筆頭格ですから“この工事は悠仁さまの受け入れ準備である”というのは学内では共通認識となっています」(前出・筑波関係者)