今春放送開始予定のNHK朝ドラ『ちむどんどん』でヒロイン役を務める黒島結菜(24)。2012年のデビュー以来、映画やドラマで着実にキャリアを積み、2019年に映画『カツベン!』で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。「今年のブレイクは必至」(スポーツ紙記者)と言われる注目の清純派女優だ。
『ちむどんどん』の制作プロデューサーは起用の理由を「透明感に凜々しさ、たくましさを併せ持っている」と説明したが、そんな黒島のイメージを変える作品が昨年12月末に公開された。
「映画『明け方の若者たち』です。黒島の“体当たり”の演技に思わず息を呑みました」
映画評論家の秋本鉄次氏がそう唸る同作は、劇中で北村匠海(24)演じる大学生を相手に、黒島が大胆な濡れ場を披露している。
注目のシーンは劇中の中盤、北村と高級リゾートホテルを訪れる場面。ベッドで濃厚キスをしながら、黒島のバスローブが徐々に脱がされていく。胸元に手が伸びると、黒島から「あッ……」と喘ぎ声が漏れる。バストトップこそ映らないものの、汗ばむ胸元が露わに。
その後、北村が覆い被さるように交わると、腰の動きに合わせて、「ハァ、ハァ」と息を荒らげながら快楽に身を委ねていく──。
「どこか陰を持つような妖艶な表情が印象的で、とても初めてのベッドシーンとは思えないリアリティがあった。女優としての引き出しの多さを感じました」(秋本氏)
その後、黒島演じるヒロインが実は既婚者だったことが発覚するなど、明るい笑顔の裏にある別の顔を見事に演じきった。
秋本氏が語る。
「昨今はネットフリックスの『全裸監督』シリーズで濡れ場を披露した森田望智と恒松祐里が朝ドラ『おかえりモネ』に出演するなど、NHKのキャスティングも柔軟になってきていますが、黒島のようにヒロイン役で放送直前に濡れ場映画が公開されるケースは珍しい。今後も堂々と脱ぎ惜しみしない女優さんになってもらいたいですね」
新たなステージに駆け上がる朝ドラヒロインに注目だ。
※週刊ポスト2022年1月28日号