芸能

バヌアツ在住の相川梨絵さん トンガ噴火で集団避難も「感染者ゼロ」で不安なし

バヌアツ共和国在住の元フリーアナ・相川梨絵さん

バヌアツ共和国在住の元フリーアナ・相川梨絵さん

「火山が噴火した時は、ちょうど夫と食事をしていたんです」。その瞬間をこう振り返るのは、トンガから約2000キロの位置にあるバヌアツ共和国在住の元フリーアナウンサー・相川梨絵さん(44)だ。

 1月15日、南太平洋のトンガ諸島で起きた海底火山の噴火は、周辺諸国のほか日本や米国など広範な地域に津波が押し寄せる事態となった。

 遠く離れた日本でも津波警報が発令されたが、距離的にトンガにより近い南太平洋の島国であるバヌアツでは、さらに大きな衝撃が襲っていた。相川さんが語る。

「空からバン! バン! と大きな音が聞こえました。最初は雷の音かと思いましたが違うようなので、夫とは『バヌアツにあるアンバエ島の火山が噴火したのかな?』と話していましたが……。まさかトンガの噴火の音だとは思いませんでした」

 相川さんは2000年に滝川クリステル(44)らと同期で共同テレビに入社、すぐにフジテレビへ出向すると『笑っていいとも!』などで活躍、退社後はフリーアナとして活動した。2012年にバヌアツ在住の一般男性と結婚したことを機に、現地に移住した。

 バヌアツでは津波による浸水などの被害はあったものの、翌朝には避難警報が解除されたという。

「私の家の前も石垣を乗り越えて、母屋の前にある庭の芝生のところまで津波が来ていました。海沿いの街も浸水していましたが、SNSにアップされた写真などを見る限り、津波による大きな被害は避けられたようです」(相川さん)

 また相川さんは、バヌアツにいたからこそ“助かった”部分もあったという。

「バヌアツではいま1人も新型コロナの感染者がいないんです。普段からみんなマスクなしで生活していますし、避難の際も一か所に集まることによる『集団感染』という心配はありませんでした。バヌアツではもう日常が戻り始めましたよ」

 現地に住む人たちにとっては、「災害」と「コロナ」という二重のリスクを避けられたことがせめてもの救いか。

※週刊ポスト2022年2月4日号

関連記事

トピックス

同僚に薬物を持ったとして元琉球放送アナウンサーの大坪彩織被告が逮捕された(時事通信フォト/HPより(現在は削除済み)
同僚アナに薬を盛った沖縄の大坪彩織元アナ(24)の“執念深い犯行” 地元メディア関係者が「“ちむひじるぅ(冷たい)”なん じゃないか」と呟いたワケ《傷害罪で起訴》
NEWSポストセブン
電動キックボードの違反を取り締まる警察官(時事通信フォト)
《電動キックボード普及でルール違反が横行》都内の路線バス運転手が”加害者となる恐怖”を告白「渋滞をすり抜け、”バスに当て逃げ”なんて日常的に起きている」
NEWSポストセブン
入場するとすぐに大屋根リングが(時事通信フォト)
興味がない自分が「万博に行ってきた!」という話にどう反応するか
NEWSポストセブン
過去の大谷翔平のバッティングデータを分析(時事通信フォト)
《ホームランは出ているけど…》大谷翔平のバッティングデータから浮かび上がる不安要素 「打球速度の減速」は“長尺バット”の影響か
週刊ポスト
16日の早朝に処分保留で釈放された広末涼子
《逮捕に感謝の声も出る》広末涼子は看護師に“蹴り”などの暴力 いま医療現場で増えている「ペイハラ」の深刻実態「酒飲んで大暴れ」「治療費踏み倒し」も
NEWSポストセブン
初めて沖縄を訪問される愛子さま(2025年3月、神奈川・横浜市。撮影/JMPA)
【愛子さま、6月に初めての沖縄訪問】両陛下と宿泊を伴う公務での地方訪問は初 上皇ご夫妻が大事にされた“沖縄へ寄り添う姿勢”を令和に継承 
女性セブン
中村七之助の熱愛が発覚
《結婚願望ナシの中村七之助がゴールイン》ナンバーワン元芸妓との入籍を決断した背景に“実母の終活”
NEWSポストセブン
松永拓也さん、真菜さん、莉子ちゃん。家族3人が笑顔で過ごしていた日々は戻らない。
【七回忌インタビュー】池袋暴走事故遺族・松永拓也さん。「3人で住んでいた部屋を改装し一歩ずつ」事故から6年経った現在地
NEWSポストセブン
大阪・関西万博で天皇皇后両陛下を出迎えた女優の藤原紀香(2025年4月、大阪府・大阪市。撮影/JMPA)
《天皇皇后両陛下を出迎え》藤原紀香、万博での白ワイドパンツ&着物スタイルで見せた「梨園の妻」としての凜とした姿 
NEWSポストセブン
“極度の肥満”であるマイケル・タンジ死刑囚のが執行された(米フロリダ州矯正局HPより)
《肥満を理由に死刑執行停止を要求》「骨付き豚肉、ベーコン、アイス…」ついに執行されたマイケル・タンジ死刑囚の“最期の晩餐”と“今際のことば”【米国で進む執行】
NEWSポストセブン
何が彼女を変えてしまったのか(Getty Images)
【広末涼子の歯車を狂わせた“芸能界の欲”】心身ともに疲弊した早大進学騒動、本来の自分ではなかった優等生イメージ、26年連れ添った事務所との別れ…広末ひとりの問題だったのか
週刊ポスト
2023年1月に放送スタートした「ぽかぽか」(オフィシャルサイトより)
フジテレビ『ぽかぽか』人気アイドルの大阪万博ライブが「開催中止」 番組で毎日特集していたのに…“まさか”の事態に現場はショック
NEWSポストセブン