女優の蒼井優(36)が芸能プロダクションの社長に就任。今後は女優をやりながら「プロデューサー」というもう1つの顔を持つことになるという。
「蒼井さんは昨年11月に設立された事務所『taft』の代表取締役の1人に就任しました。現在の所属事務所に女優として籍を置きつつ、社長になった新事務所では、書籍や映画のプロデュース業を中心に行なっていくそうです」(芸能関係者)
蒼井といえば、昨年は主演を務めた映画『スパイの妻』でアジア・フィルム・アワード最優秀主演女優賞を受賞するなど、国内外で女優として高い評価を得ている。そんな彼女が“裏方”に回る背景には、「蒼井のプロデュース業への並々ならぬ熱意がある」と芸能関係者は明かす。
「蒼井さんは2019年に、大ファンのアイドルグループ『アンジュルム』の写真集の編集長を務めた。出版社からは、もともとはメンバーとの対談をオファーされていたのですが、蒼井さんは『関わるからには中途半端では嫌だ』と自身が編集長になり、すべてを企画、編集したいと提案。スタイリストからカメラマンまで自ら手配したのですが、メンバーのイメージに合わせ、シーンごとに別のカメラマンに撮影をお願いするというこだわりようでした。
この裏方作業の経験が蒼井さんを“プロデュース業”へと開眼させたのでしょう。2019年に電撃婚した夫でお笑い芸人の山ちゃん(山里亮太・44)も同じくアイドル好きとして知られているため、2人で今後『アイドル育成』を手掛けていくことも考えられます」(同前)
新事務所社長としてのその他の業務に、「飲食店開業」の話も浮上しているという。同社の登記簿に「飲食に関わる業務」が記載されているのだ。
別の芸能関係者が話す。
「2008年に初主演ドラマ『おせん』で料亭の女将を演じて以来、本格的に料理に打ち込んだ蒼井さんは、今では和・洋・中からエスニックまで玄人はだしの腕前。コロナ前には、よくホームパーティーで手作り料理を振る舞っていました。骨董好きでもあり、器の目利きもプロ級です。蒼井さんの心尽くしの料理や器が並ぶ飲食店がオープンする可能性もあるのではないでしょうか」
女将・蒼井優の誕生か。
※週刊ポスト2022年2月4日号