いよいよプロ野球のキャンプインとなるいま、各球団のキーマン達の動向が気になるところ。阪神で動向が注目されているのが佐藤輝明(22)だ。2021年は球団新人記録の24本塁打を放ったが、相手の徹底マークにあった後半は失速。日本人選手歴代2位タイの173三振の不名誉な記録も作ってしまった。
今オフは、近大の先輩で元オリックスの糸井嘉男(現阪神・40)に頼み込んで、昨季パ・リーグの首位打者であるオリックスの吉田正尚(28)と自主トレを行なった。
「吉田からは三振をしない『柔らかさを兼ね備えたフルスイング』を伝授されました。今季は課題である“ブンブン丸”の解消に取り組むようです。
佐藤には、阪神では田淵幸一しか達成していない新人から2年連続の20本塁打以上が期待されていますが、一方で球界には2年目のジンクスがある。それをはね除けられるかがポイントになるでしょう」(在阪スポーツ紙記者)
シーズンに向けての戦いは始まっている。
※週刊ポスト2022年2月11日号