国内

秋篠宮家への逆風の防波堤になれぬ宮内庁 悠仁さま進学問題でも混乱を招く

婚約内定会見から約4年が経った

NYで生活している小室さん・眞子さん。宮内庁はどう動くか(写真は昨年11月)

 秋篠宮家長女の眞子さんと小室圭さんにとって人生の一大事となるイベントが迫っている―─。小室さんは昨年7月、ニューヨーク州の司法試験を受けたが、結果は不合格。そして、2月22・23日にはその再試験が行われ、小室さんは是が非でも合格する必要があるのだ。

 翻って、小室夫妻の渡米によって結婚問題に一応の決着を付けた秋篠宮家は、別の課題と向き合っている。秋篠宮家の長男・悠仁さまが、この春、高校に進学される。現在通われているお茶の水女子大学附属中は高校からは女子校となるため、受験を経て別の高校へ進学する必要がある。

「進学先は、東大に毎年30人近くを送り込んでいる屈指の進学校の筑波大学附属高校(筑附高)が有力です。進学に当たっては、お茶の水と筑波の間で結ばれている『提携校進学制度』の利用が濃厚といわれています」(皇室記者)

 だが、この既定路線が報じられると、宮内庁側は態度を硬化させた。

《一般論として、受験期を迎えている未成年者の進学のことを臆測に基づいて毎週のように報道するのは、メディアの姿勢としていかがなものか》

 1月24日、宮内庁は文書で、悠仁さまの進学報道に対し、そう苦言を呈した。

「きっかけは、1月21日に行われた、秋篠宮家の最側近である皇嗣職大夫の定例会見でした。記者が進学報道について見解を求めたのです。そのとき大夫は回答を避け質問を持ち帰りました。そして、週末を挟んだ24日に文書を発表した。持ち帰った先はもちろん、秋篠宮ご夫妻です。ご夫妻のご意向が反映されている文書と考えるべきでしょう」(宮内庁関係者)

 さらに、28日の定例会見では、今度は佳子さまの結婚にまつわる報道に「遺憾である」とコメントした。

「眞子さんと小室さんの結婚問題が浮上して以降、秋篠宮家にはことあるごとに少なからず批判的な声が上がります。もちろん好意的な意見も多いのですが、眞子さんの一件以来、逆風に過敏になっているところもあり、秋篠宮ご夫妻は“なぜここまで批判されてしまうのだろうか”というお気持ちでしょう。ご発言の機会が限られる中で、説明したくともできず、結果的に報道が先行することに戸惑いもおありなのでしょう」(前出・宮内庁関係者)

 その防波堤となるべき存在が宮内庁なのだが、効果的に機能しているとは言い難い。

「悠仁さまは将来の天皇なのですから、特別な存在として国民が関心を寄せるのは当然のことです。ところが宮内庁は“一般論”と突き放して、混乱を招きました。

 本来であれば、悠仁さまが何に関心を持ち、何をこれからのライフワークとしようとお考えで、そのためにどこで学ばれるのか、適切な情報発信をすればいいだけのことです。ところが、はっきりしたことは言わずに口ごもり、右往左往し、煙に巻こうとする。そうした態度が、何か隠さなければならないことがあるのかと訝しがられ、さらなる詮索を招くのでしょう」(皇室ジャーナリスト)

関連記事

トピックス

まさに土俵際(写真/JMPA)
「退職報道」の裏で元・白鵬を悩ませる資金繰り難 タニマチは離れ、日本橋の一等地150坪も塩漬け状態で「固定資産税と金利を払い続けることに」
週刊ポスト
精力的な音楽活動を続けているASKA(時事通信フォト)
ASKAが10年ぶりにNHK「世界的音楽番組」に出演決定 局内では“慎重論”も、制作は「紅白目玉」としてオファー
NEWSポストセブン
2022年、公安部時代の増田美希子氏。(共同)
「警察庁で目を惹く華やかな “えんじ色ワンピ”で執務」増田美希子警視長(47)の知人らが証言する“本当の評判”と“高校時代ハイスペの萌芽”《福井県警本部長に内定》
NEWSポストセブン
ショーンK氏
《信頼関係があったメディアにも全部手のひらを返されて》ショーンKとの一問一答「もっとメディアに出たいと思ったことは一度もない」「僕はサンドバック状態ですから」
NEWSポストセブン
悠仁さまが大学内で撮影された写真や動画が“中国版インスタ”に多数投稿されている事態に(撮影/JMPA)
筑波大学に進学された悠仁さま、構内で撮影された写真や動画が“中国版インスタ”に多数投稿「皇室制度の根幹を揺るがす事態に発展しかねない」の指摘も
女性セブン
奈良公園と観光客が戯れる様子を投稿したショート動画が物議に(TikTokより、現在は削除ずみ)
《シカに目がいかない》奈良公園で女性観光客がしゃがむ姿などをアップ…投稿内容に物議「露出系とは違う」「無断公開では」
NEWSポストセブン
ショーンK氏が千葉県君津市で講演会を開くという(かずさFM公式サイトより)
《ショーンKの現在を直撃》フード付きパーカー姿で向かった雑居ビルには「日焼けサロン」「占い」…本人は「私は愛する人間たちと幸せに生きているだけなんです」
NEWSポストセブン
気になる「継投策」(時事通信フォト)
阪神・藤川球児監督に浮上した“継投ベタ”問題 「守護神出身ゆえの焦り」「“炎の10連投”の成功体験」の弊害を指摘するOBも
週刊ポスト
長女が誕生した大谷と真美子さん(アフロ)
《大谷翔平に長女が誕生》真美子さん「出産目前」に1人で訪れた場所 「ゆったり服」で大谷の白ポルシェに乗って
NEWSポストセブン
『続・続・最後から二番目の恋』でW主演を務める中井貴一と小泉今日子
なぜ11年ぶり続編『続・続・最後から二番目の恋』は好発進できたのか 小泉今日子と中井貴一、月9ドラマ30年ぶりW主演の“因縁と信頼” 
NEWSポストセブン
第一子出産に向け準備を進める真美子さん
【ベビー誕生の大谷翔平・真美子さんに大きな試練】出産後のドジャースは遠征だらけ「真美子さんが孤独を感じ、すれ違いになる懸念」指摘する声
女性セブン
同僚に薬物を持ったとして元琉球放送アナウンサーの大坪彩織被告が逮捕された(時事通信フォト/HPより(現在は削除済み)
同僚アナに薬を盛った沖縄の大坪彩織元アナ(24)の“執念深い犯行” 地元メディア関係者が「“ちむひじるぅ(冷たい)”なん じゃないか」と呟いたワケ《傷害罪で起訴》
NEWSポストセブン