フジテレビを4月いっぱいで退社することを発表した久慈暁子アナ(27)。局アナの独立など珍しくないが、彼女の場合は少し事情が違う。フジテレビ関係者が語る。
「フジでは加藤綾子アナ(36)のように、退社後も変わらず同局を中心に出演するケースが多いのですが、久慈アナの場合は4月の退社以降、出演中のすべての番組から卒業することが報じられました。異例と言っていいでしょう。
久慈アナは、大学在学中からモデルやタレントとして活躍し、入社後は1年目から冠番組『クジパン』を担当するなど将来のエース候補として期待されていた。しかし、わずか5年で突然『新しいことにチャレンジしたい』と退社の申し出があった。これには局側がいい思いを抱かなかったようで、それが普段とは違う対応に繋がったのではないか」
久慈アナがアシスタントを務める『さんまのお笑い向上委員会』MCの明石家さんまは、自身のラジオ番組で「久慈は(番組に)残りたいって言ってる」と話す一方、「4月からのアナウンサー決まってない。久慈のあと誰にすんのか。いろいろあったみたいでね」と語っていた。
同じく日本テレビを退社する桝太一アナ(40)が『真相報道 バンキシャ!』に継続出演するのとは対照的だが、なぜそこまでして独立したのか。
「久慈アナはキャスターを務めていた『めざましテレビ』のMCを狙っていたようですが、昨年3月、その座を1年後輩の井上清華アナ(26)に奪われてしまったことで、退社を決意したと聞いています。今後はモデルやタレント業に挑戦していきたいそうです」(同前)
芸能評論家の三杉武氏はこう見る。
「久慈さんは、テレビ以外の活動を中心にするつもりでしょう。彼女は女子ウケがバツグンで、現在も私服や衣装をアップする彼女のインスタグラムはフォロワーが45万人以上。今後はファッションアイコンとして日常を配信するYouTuberやアパレル会社立ち上げなどで飛躍していく可能性があります」
フジテレビに聞くと、「退社にトラブルがあったという話は全くの事実誤認です」(企業広報部)とのこと。
もう“くじ”けることはない。
※週刊ポスト2022年2月18・25日号