ライフ

猪鍋、どぜうなべ 老舗が脈々と受け継ぐ江戸の味

伝統のグルメを味わう(写真は「ももんじや」の猪鍋。撮影/中庭愉生)

伝統のグルメを味わう(写真は「ももんじや」の猪鍋。撮影/中庭愉生)

 食文化が花開いた江戸時代の人気料理はいまも引き継がれ、受け継がれた味を楽しめる老舗を紹介しよう。

●ももんじや 【1718年創業】
……猪鍋(4400円)

 隅田川にかかる両国橋のたもとに佇み、10代にわたって獣肉料理を扱う老舗。元々は漢方を扱う薬屋だったが、薬として出した猪肉が美味しいと評判になり、料理店に転じた。店名は獣肉を意味する「百獣(ももんじゅう)」に由来する。江戸時代、禁忌だった四足の動物を出す料理店は「ももんじ屋」と総称された歴史があり、猪は「山くじら」と呼ばれて食べられていた。

 看板料理の猪鍋は兵庫・丹波の野生の猪のみを使用。江戸時代と同じく味噌を使い、鉄鍋で猪肉を20分以上煮込む。猪肉は煮れば煮るほど柔らかくなり、甘辛い風味が染みた赤身と脂身に舌が喜ぶ。

【住所】東京都墨田区両国1-10-2
【営業時間】17時~20時半(L.O.)
【休業日】日曜(両国国技館で大相撲開催中の際は営業)※別途サービス料10%。予約の場合、コース料理の注文が必要(「猪鍋と料理3品コース 6600円」などがある)

ももんじや(東京都墨田区両国1-10-2)

ももんじや(東京都墨田区両国1-10-2)

関連記事

トピックス

あごひげを生やしワイルドな姿の大野智
《近況スクープ》大野智、「両肩にタトゥー」の衝撃姿 嵐再始動への気運高まるなか、示した“アーティストの魂” 
女性セブン
チャミスルを片手に警備員に絡むアジア系の外国人女性
【渋谷ハロウィン】「日本語で叫ばれてもわからない」下半身丸出しで「ギャー!」嬌声を上げる外国人女性も…深夜の道玄坂で起こっていた「飲酒狼藉」
NEWSポストセブン
天海のそばにはいつも家族の存在があった
《お兄様の妹に生まれてよかった》天海祐希、2才年上の最愛の兄との別れ 下町らしいチャキチャキした話し方やしぐさは「兄の影響なの」
女性セブン
OZworldの登場に若者が殺到した
《厳戒態勢の渋谷ハロウィン》「マジで両方揉まれました」と被害打ち明ける女性…「有名ラッパー」登場で一触即発の乱闘騒ぎも
NEWSポストセブン
川村
【北海道・男子大学生死亡】脚には「龍のタトゥーシール」…逮捕された川村葉音容疑者(20)の同級生が明かす「暴力的側面」と「恋愛への執着心」
NEWSポストセブン
満を持してアメリカへ(写真/共同通信社)
アメリカ進出のゆりやんレトリィバァ「渡辺直美超えの存在」へ 流暢な英語でボケ倒し、すでに「アメリカナイズされた笑い」への対応万全
週刊ポスト
ライブペインティングでは模様を切り抜いた型紙にスプレーを拭きかけられた佳子さま(2024年10月26日、佐賀県基山町。撮影/JMPA)
佳子さま、今年2回目の佐賀訪問でも弾けた“笑顔の交流” スプレーでのライブペインティングでは「わぁきれい!うまくできました!」 
女性セブン
傷害致死容疑などで逮捕された八木原亜麻容疑者(20)、川村葉音容疑者(20)、(右はインスタグラムより)
【北海道男子大学生死亡】逮捕された交際相手の八木原亜麻容疑者(20)が高校時代に起こしていたトラブル「友達の机を何かで『死ね』って削って…」 被害男性は中学時代の部活先輩
NEWSポストセブン
木曽路が“出禁”処分に(本人のXより)
《胸丸出しショット投稿で出禁処分》「許されることのない不適切な行為」しゃぶしゃぶチェーン店『木曽路』が投稿女性に「来店禁止通告」していた
NEWSポストセブン
東京・渋谷区にある超名門・慶應義塾幼稚舎
《独占スクープ》慶應幼稚舎に激震!現役児童の父が告白「現役教員らが絡んだ金とコネの入学ルート」、“お受験のフィクサー”に2000万円 
女性セブン
佳子さまの耳元で光る藍色のイヤリング
佳子さまが着用した2640円のイヤリングが驚愕の売れ行き「通常の50倍は売れています」 地方公務で地元の名産品を身につける心遣い
週刊ポスト
いわゆる“ガチ恋”だったという千明博行容疑者(写真/時事通信フォト)
《18才ガールズバー店員刺殺》被害者父の悲しみ「娘の写真を一枚も持ってない。いま思い出せるのは最期の顔だけ…」 49才容疑者の同級生は「昔からちょっと危うい感じ」
女性セブン