普段は着物やドレスを身にまとい、日本人の心に染み入る名曲を歌い上げてきた大物演歌歌手が、文字通り“ひと肌脱いだ”。60才とは思えない、ヘルシーでセクシーな美ボディーは如何にして作られたのか。
スラリと伸びた手足にキュッと引き締まったウエスト。滑らかな白い肌が惜しげもなくさらけ出されている──とても還暦とは思えない美しいボディーの持ち主は、演歌歌手の藤あや子(60才)だ。4月15日に写真集が発売予定で、初のビキニ姿も披露されるという。
藤は今年デビュー35周年を迎える。『こころ酒』(1992年)などのヒット曲で知られ、日本有線大賞などの受賞歴を持ち、『NHK紅白歌合戦』には21回の出場を誇る。そんな演歌界の大物が、なぜいま“ひと肌脱いだ”写真集を出すのか。その理由について、藤本人はこう答える。
「もともと私のライフスタイルなどが綴られたエッセイ本の予定で、そこに着物やドレスではない、等身大の私のお写真も掲載していただけることに。その撮影が進むうちに周囲の皆さんが“これは写真集にした方がいい”と言ってくださり、方向が変わったんです。自分で言うのもなんですが、写真の出来があまりによかったみたいで(笑い)。私にとってはうれしいサプライズでした」
スタッフやカメラマンは全員女性で固められ、撮影は昨年11月に石垣島(沖縄)で行われた。
「最初は“この年で水着になるの!?”と思ったけど、女性のカメラマンさんが素晴らしいかたで、撮影中に“あっ、かわいい!”“いいね!”と直感的な言葉をかけていただき、うれしかった。そのおかげで素敵な写真をたくさん撮っていただくことができました。
『エロカッコいい』という言葉がありますけど、私が意識したのは“エロ”ではないんです。“年齢を重ねるごとに艶やかに”という意味で、私はこれから『艶(つや)カッコいい』という言葉を発信していきたいと思っています」(藤・以下同)
藤が抜群のスタイルを保っているのは長年の努力の賜物だ。ヨガを10年、キックボクシングも2年半ほど続けている。さぞかしストイックな性格なのかと思いきや、
「いえいえ、私はもともと努力が苦手なタイプで“今日はやりたくないなぁ”と思うときもある。でも、やるべきことをやらないと、散々な結果になるというイメージもできるじゃないですか。なので、“努力ではなく、習慣にしてしまおう”という発想をするようになったんです。いまでは歯を磨いたり顔を洗ったりするのと同じ感覚でトレーニングを続けられています」
食事にも気を使い、藤のインスタグラムにはバランスの取れた手料理が並ぶ「#あや子メシ」の写真が頻繁に投稿されている。「カスピ海ヨーグルト」を毎日食べ、最近はナッツやドライフルーツなどの「スーパーフード」にも凝っているという。なかでも、最も効果を実感したのが「断酒」で、3年ほど前から大好きなお酒を断っているという。