2月18日発売の「週刊ポスト」は、ようやくコロナ第6波のピークアウトが見えてきた日本と、オリンピック&国際情勢がキナ臭い世界の「いま」を掘り下げるスペシャル特大号。袋とじとオールカラーグラビアでは、北京五輪の光と影やスポーツ、健康、セクシー情報を満載、ニュースページでは政治、経済、社会、芸能の特報をお伝えします。
今週の見どころ読みどころ
◆感染症の権威が警告「7月以降はマスクを外したほうがいい」
浜松医療センターで感染症管理特別顧問を務める矢野邦夫・医師は、依然として第6波が猛威をふるうなか、あえて「今のうちに脱マスクを考えておかなければいけない」と警鐘を鳴らす。あまりにも感染症「ゼロリスク」を意識すると、幼少期に「感染しておいたほうがいい病原体」に触れる機会を失い、将来的に様々な病気で重症者や先天性異常を増やす危険があるという。また、弱毒化したオミクロン株より熱中症のほうがリスクは大きいとして、夏になる前に段階的に「ノーマスク生活」に舵を切るべきだと提言した。
◆前任・河野太郎も同情する堀内ワクチン相「みそっかす」の機能停止
第5波と第6波の間に対策を怠った岸田内閣の責任は重い。なにより、コロナの緊急事態を甘く見てワクチン相を河野太郎氏から“お友達”の堀内詔子氏にすげ替えたことが現在のブースター接種遅れの遠因になった。その堀内氏は国会答弁でもしどろもどろ、ニュースでもほとんど顔を見ない「みそっかす大臣」になってしまった。その裏には堀内氏をナメまくって報告も協力もしない厚労官僚のサボりがあり、それを放置している岸田首相のリーダーシップ欠如があった。クビになった河野氏さえ、ツイッターで同情の弁をつぶやいた。
◆<スクープ>センバツ甲子園「疑惑の落選」の責任者がついに口を開いた!
高校野球センバツ大会で、東海大会準優勝を果たしながら静岡の聖隷クリストファー高校が落選した問題が波紋を広げている。「聖隷を追加で選んで今年は33校で戦うのが唯一の解決策」と主張して取材を続けたきたジャーナリスト・柳川悠二氏が、ついに疑惑の裁定の最高責任者である東海地区選考委員長・鬼嶋一司氏の直接取材に成功した。鬼嶋氏はなんと答えたか――。
◆「元祖」が驚きの指摘 藤井聡太・五冠は「ひふみんアイ」で強くなった!?
史上最年少で五冠を達成した藤井聡太の強さの秘密はさまざま指摘されているが、かつて名人位にあった加藤一二三・九段が本誌でユニークな分析を披露した。藤井五冠は同氏が編み出したという「ひみふんアイ」を駆使して強くなったというのだ。どんな戦法なのか。
◆楽天マー君は「恋女房」と別れてチームメイトに溶け込んだ
楽天キャンプでは、昨年とは違う光景が見られる。日本球界に復帰した昨年は単独行動が目立っていた田中将大がチームの輪の中心に入り、若手から絶大な信頼を得ているという。実はその背景に、メジャーにも同行して一緒に帰国した「恋女房」とも呼べる球団スタッフとの突然の別れがあった。
◆<キャンプの現場撮>プロ野球「あのヘンな特訓器具」が気になる!
普段はなかなか目にすることのないプロ野球選手の練習風景が見られるのは、春季キャンプが行われている2月の楽しみだ。新庄ビッグボスの指導を受ける清宮幸太郎が使っていたグリップが2本に分かれた「シークエンスバット」はSNSでも話題になったが、それ以外にも鬼のこん棒のような「RMT Club」や、やり投げを思わせる投球練習器具「フレーチャ」など、実際にプロが使用しているユニークな練習器具をカラーグラビアで一挙紹介。
◆ビートたけし「石原慎太郎さんには行動でアメリカをビビらせてほしかったよ」
たけしが、本誌で対談したこともある石原氏への追悼を寄せた。二人で交わした激論をなつかしく回想しつつ、「もっと有言実行であってほしかった」と厳しい評価も下した。中国やアメリカに歯に衣着せぬ苦言を呈していたことに触れ、「米国やらを本気でビビらせるような行動をもっと取ってほしかった」と悔しがった。
◆それでも羽生結弦ファンの熱狂的「ゆづ活」は止まらない
五輪3連覇を逃し、「引退」も囁かれる羽生結弦だが、ファンの熱狂はいささかも冷めることがない。「観戦費用は年間200万円」「聖地巡礼」「持ち物を特定」「ゆづの試合日はカレー」など、その驚くべき生態に迫った。
◆手嶋隆一vs富坂聡「いっそ中国をTPPに取り込んで足かせをはめよ」
外交ジャーナリストの手嶋氏とジャーナリストで拓殖大学教授の富坂氏が緊急対談し、世界秩序のリスクとなっている中国とどう向き合うべきかを論じた。二人は、中国の強権主義に警鐘を鳴らしつつ、だからといって中国を世界経済から隔離することは不可能だから、いっそ日本が主導するTPPに取り込み、日本に有利な条件を呑ませて足かせをはめるのが得策だと提唱した。
◆東大女子学生3人があけすけ鼎談「私たちパパ活で年収1500万円です」
本誌前号では、エロ動画投稿で小遣い稼ぎをする現役女子東大生が登場して大きな反響を呼んだが、今回は高齢男性との「お付き合い」で「お手当」を稼ぐ女子東大生3人が鼎談した。そのうちの一人は「始めた最初の年から1500万円も稼いでしまった」と告白し、3人ともまるで悪びれずにパパ活のノウハウを明かした。「大学名を明かすと2万円上乗せできる」「学生証に『ぶっかけたい』というパパもいた」「普通の交際はもうできないかも」と、学歴の頂点に立つ女性たちは告白した。
◆セレブたちが証言「私は脊柱管狭窄症とこうして闘った」
いまや国民病となっている脊柱管狭窄症は、コロナ禍で座りっぱなしの生活が増えてますます深刻な社会問題になりつつある。この病気と闘ってきた著名人たちが、その苦しみをどうやって克服してきたかを証言した。水前寺清子、藤波辰爾、宮川大助、布施博、鳥越俊太郎ら9人の体験から見えてきたものとは――。
◆<カラー図解>ひざ、股関節の痛みが消える「1分体操」
中高年の多くが悩むひざ痛、股関節痛は「歳のせい」ではあるものの、ちょっとした生活改善やトレーニングで軽減することができる。ひざ痛におすすめの1分体操では、どんな症状かによって4つのタイプ、股関節痛では3つのタイプ別に異なるメニューを紹介する。
◆<巻頭12ページ特集>団塊世代がまるっと後期高齢者になる2025年に起きること
政治、行政、経済の世界で注視される「2025年問題」で日本社会はどう変わるのか。この20年あまりで75歳以上の後期高齢者は4倍にも増えた。年金は維持できるのか、労働力は確保できるのか、「多死社会」で逼迫する医療、介護、高齢者施設、火葬場はどうやってまかなうのか。自律心が強く自己主張も強い団塊世代の特徴もあいまって、この問題は日本の将来を大きく左右する。
※全国の書店、コンビニで絶賛発売中!