秋篠宮家の長男・悠仁さまが、4月から筑波大附属高校(筑附高)に進学されると、2月16日に宮内庁が発表した。
筑附高の偏差値は70をゆうに超え、国内屈指の進学校である開成高校や、慶應や早稲田など有名私立大学の附属校と併願する生徒も多い。東大合格者も毎年30人前後を数え、学力水準は極めて高い。
創立130年を超える歴史ある学校で、明治に創設された東京高等師範学校の流れをくむ。卒業生には、鳩山一郎元首相や狂言師の野村萬斎、小説家の永井荷風、SF作家の星新一といった顔ぶれが並ぶ。鏘鏘たるOB・OGの中には皇室と縁のある人物もいる。
「上皇后美智子さまの父・正田英三郎氏と、弟の修氏の出身校でもあるのです」(皇室記者)
英三郎氏は日清製粉グループの創業者・正田貞一郎氏の三男として生まれ、後に同グループの社長や会長を歴任した実業家である。修氏もまた同グループの社長と会長を23年にわたって務め、現在は名誉会長相談役を担うとともに、食品産業センターの会長職にも就いている。
「紀子さまが悠仁さまの筑附高進学に血道を上げられているのは、“お手本”にされている美智子さまと筑附高に、深い関係があるのも理由の1つかもしれません」(皇室ジャーナリスト)
校風は「自主・自律・自由」を標榜している。
「のびのびとした雰囲気で制服はなく、部活動はもちろん、趣味や課外活動に熱心に取り組む生徒も多くいます。文化祭やスポーツ大会などの行事は大いに盛り上がります。真面目な生徒は多いですが、勉強一辺倒ということはありません」(筑附高卒業生)
学業面で言えば、特徴的なポイントがある。
「東大合格者を多数出すような私立の進学校では、さまざまな方法で成績が学内で開示されます。たとえば開成高校では、定期試験の順位が校内に張り出される。学校側は生徒に発破をかけ、それを見て、生徒たちは一喜一憂して勉強へのモチベーションにします。また、成績によるクラス分けを行う学校も多く存在します」(学習塾関係者)
しかし筑附高では、そういった“同級生との成績の優劣”が開示されることはない。
「悠仁さまが筑附高を志望された理由には、こういった点も挙げられるかもしれません。将来の天皇の成績がつまびらかにされ、一般人と順位づけをされるというのは大変好ましくない。悠仁さまの成績は隠されなければならないのです」(宮内庁関係者)
※女性セブン2022年3月3日号