コロナ禍でリモートワークが普及し、首都圏と田舎の2拠点生活を送る人が増えている。しかし、実際には理想と現実のギャップがあるようだ。
「基本的にはぼくは半々なんですけど、家族は半々は難しくなってきた。だから、いまは単身赴任でやってます」
2月12日、松山ケンイチ(36才)がラジオ番組『Diamond head ETHICAL WAVE』(J-WAVE)に出演し、現在の生活について語った。松山は2011年に8才年上の小雪(45才)と結婚し、2男1女を授かった。そして、2019年春からは、北日本の雪深い地域にセカンドハウスを構え、家族と共に1年の半分は「田舎」、もう半分は「東京」という「2拠点生活」を送っていると明かしていた。松山の田舎での暮らしぶりを彼の知人はこう語る。
「松山さんの家は山のふもとに建てられていて、近くの畑では農薬や肥料を使わない自然栽培で野菜やりんごを育てている。ニワトリを飼い、スーパーに行くのは2週に一度というほぼ自給自足の暮らしです。庭には何百年も枯れずに家を見守るヒバの木を植えていて、“お試し移住”ではないという本気さを感じます。
さらに、彼と小雪さんは駆除された鹿の皮が捨てられていることに問題意識を持ち、皮をかばんや靴などに加工するファッションブランド『momiji』を立ち上げた。本当に熱心に取り組んでいますよ」
田舎でのスローライフと東京での都市生活を両立させるのが松山家の計画だったが、現在、2拠点生活をしているのは松山だけ。小雪や3人の子供たちは田舎に残り、“別居状態”で過ごす期間が増えているという。
冒頭のラジオ番組で松山は、「ぼくは半分半分で、仕事とのバランスを取りながらやれたらいいなと思っていたんですけど、やっぱり子供の意思とかも尊重していく中で、半々というのは難しくなってきた」と語っている。
「上の子2人は小学生で、区域外就学制度(※小学校のある市区町村以外の場所に住民登録をしている児童でも就学できる制度)を利用してセカンドハウスの近くにある小学校にも通っていました。お友達と離れたくないという思いもあるでしょうし、大人のように“半分半分”というのは難しくなったのでは」(前出・松山の知人)
理想通りにはいかなかった松山の移住プラン。このまま“単身赴任”を続けるのだろうか。
「彼は子供の成長を近くで見守ることのできない“別居”状態はよくないと考えているようです。今後、拘束時間の長いドラマなどの仕事を避ける可能性もあるかもしれません」(芸能関係者)
新たな計画の練り直しが必要になりそうだ。
※女性セブン2022年3月10日号