『週刊ポスト』の連載「居酒屋ますや」で、大将をつとめる役者・升毅。実は自宅マンションの隣室を借りて、仲間たちと芝居の話をしながら酒が呑める『居酒屋ますや』を月2ほどで開催する料理好きだ。そんな升が、野菜たっぷりのスパイシーな「煮込みチキンの悪魔煮」のレシピを紹介する。
「赤い色とスパイシーな味から『悪魔煮』と名づけました。ボリューム満点、彩り鮮やかな煮込みは、ワインにピッタリ。爽やかなトマトの酸味の後にピリリとした辛さが広がり、後を引く美味しさです。辛さを決める一味とうがらしとタバスコは、好みに合わせて量を調節してください。辛い物が好きなら、追い一味、追いタバスコで悪魔度アップを」(升)
野菜たっぷりのスパイシーな煮込みチキンの悪魔煮
■材料(2~3人分)
鶏もも肉(カット済み)…約200g、にんにく…1かけ、玉ねぎ…1/2コ、ピーマン…2コ、
黄パプリカ…1/3コ、しめじ…1/2パック、オリーブオイル…大さじ1、
水…300ml、固形スープの素…2コ、トマト水煮(缶詰)…1缶、赤ワイン…200ml
A[こしょう…2つまみ、オールスパイス…2つまみ、バジル(乾燥)…1つまみ、一味とうがらし…小さじ1/2、タバスコ…10滴程度]
■作り方
【1】にんにくは厚めにスライスする。
【2】玉ねぎは粗みじん切りに、ピーマンと黄パプリカはザク切りにする。しめじは石突きをとって手でほぐす。
【3】鍋にオリーブオイルを熱して【1】を弱火で炒める。香りが出てきたら鶏もも肉を皮目から焼き、両面に焼き目がついたら水、【2】、固形スープの素を入れて中火で5分程煮る。
【4】トマト水煮、赤ワインを加え、煮込んでアルコール分を飛ばす。
【5】Aを加えて味を調えて完成。
【プロフィール】
升毅(ます・たけし)/1955年生まれ。東京都出身。近畿大学在学中に演劇を始め、1985年に演劇ユニット「賣名行為」を結成。1991~2002年は劇団「MOTHER」を主宰した。1995年に上京し、映画『八重子のハミング』(2017年)など出演作多数。
YouTubeで動画公開中。
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撮影/阿部吉泰
※週刊ポスト2022年3月4日号