非接触で楽しめる手軽なエンターテインメントとして、コロナ禍で大ブームになっているカプセルトイ。商業施設では、コロナ禍でテナントが撤退し、その空きスペースにカプセルトイマシンを置いて、有効活用するケースもあるという。
また、カプセルトイは受注生産のため、在庫リスクが小さい。そのため、商品開発をするうえで冒険がしやすい。日本ガチャガチャ協会の小野尾勝彦さんは言う。
「多人数に売るだけでなく、“40代主婦・2児の母向け”など、ターゲットを細かく設定し、その層にピンポイントで届けられる商品開発が可能なんです」
登場から57年、中身のおもちゃは進化し、大人も楽しめるようになったカプセルトイ。その開発は現在、30社以上あるメーカーがしのぎを削っているという。その中でも人気企業の自信作を紹介する
シェアNo.1! 「バンダイ」
・『Ringcolle! ストロベリング』
いちごの形のケースを開けると、ショートケーキなどのスイーツリングが入っている。ほかにも、いちご大福リング、マカロンリングなどがラインアップ。(全5種/300円)
・『どうぶつ記者会見』
「どうぶつが記者会見を開いたら?」という設定で作られた動物のフィギュア。机には「つまみぐい」「破壊行為」など、記者会見を開いた理由が書かれている。(全6種/300円)
・『多角消しゴム ZIGZAG mini』
カドで消してもカドが出る消しゴム「ZIGZAG」をミニサイズにしたオリジナル商品。カプセルトイには珍しい実用品で人気が高い。(全4色/200円。発売元:サンスター文具)
・『まちぼうけ7』
「ずっとあなたを待っている……」をコンセプトにした、待ち姿勢の動物フィギュア。哀愁漂う姿が人気を呼び、現在は第7弾が新登場。集めて並べるのがおすすめ!(全5種/300円)